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カテゴリ:好きな映画・・ヒューマン系
運よくオンライン試写に当選して見ることが出来ました。
「BOY A」 11月15日公開予定 監督 ジョン・クローリー 出演 アンドリュー・ガーフィールド、ピーター・ミュランほか オフィシャルサイトはこちら →http://boy-a.jp/home.html あらすじ ↓ 重く暗い過去を背負う青年が、新たな人生を歩み始めるヒューマン・ストーリー。 イギリスの若手作家ジョナサン・トリゲルの同名小説を『ダブリン上等!』で高い評価を 受けたジョン・クローリーが映画化。 生まれてきてから24年、そのほとんどを社会から離されて過ごした青年ジャック。 ケースワーカーの中年男性テリー(ピーター・ミュラン)の指導のもとで新しい人生を 歩み始める・・・ 感想 ↓ 断言します!!これは、秀作です。 以前ご紹介した「16歳の合衆国」が罪を犯してしまう青年の心理をメインに描いて いましたが、こちらの「BOY A」は更正とは?という部分を主に描いています。 ちなみに、BOY Aとは「少年A」のことです。少年Aと呼ばれた男の子たち・・ 少年Aたちの置かれている環境、保護者のいるようでいない家庭 暴力しか感じられない環境を知ることが出来ます。 こういう環境で育った少年たちは・・ 少年Aと呼ばれてしまうきっかけになる出来事に遭遇するのは、 容易いことだと思えました。 こんな世間が少年Aと呼ばれる子どもたちを創りあげ、法で裁き、更正の邪魔をする・・・ なんともいたたまれない内容です。 ちょっとだけネタバレありかも?反転表示↓ しかしながら、私たちの多くは邪魔をする側に回ってしまう のではないでしょうか・・ 自分たちや家族の安全を考えると、きっと私も邪魔をする側に回ってしまうだろうと 思えました。 罪を犯し、人の命を救っても・・ 帳消しにはならない・・五分五分にさえもならない。 そういうジレンマに苛まれ、強い痛みを感じる内容です。 深く考えさせられました。素晴らしい映画だと思います。 主役の青年、若い頃のユアンを彷彿とさせるような雰囲気だな!と 個人的には思いました。 体の中に温かい想いを閉じ込めたかのようなシャイな表情と演技 踊りのシーンに震えました。かなりの才能です。 見た後に、やりきれない宙ぶらりんな想いが残りますが 心に染み入る何かがあります。オススメです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.11.11 02:33:34
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