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テーマ:おすすめ映画(4071)
カテゴリ:好きな映画・・社会派
生憎の雨、まぁ どっちみちヒッキー気味の私なので犬の散歩が億劫です。
雨だとどうしてもね~映画ですね、やっぱり。 「ニュースの天才」 2003年 アメリカ 監督 ビリー・レイ 脚本 ビリー・レイ「フライト・プラン」 出演 ヘイデン・クリステンセン、クロエ・セヴィニー、ピーター・サースガードほか あらすじ ↓ アメリカで実際に起きた、権威ある“THE NEW REPUBLIC”誌の記者による捏造事件を描いている。 THE NEW REPUBLIC誌編集部で最年少のスティーブン(ヘイデン・クリステンセン)は 次々と特ダネを発表。だがある日編集長のチャック(ピーター・サースガード)は彼の 書いた記事に疑問を感じ始める・・・・ 感想 ↓ 「フライト・プラン」で途中寝たもので、この脚本家は気になってはいたのに、ヘイデン君が 好きなのにもかかわらず・・抜け穴のごとく見忘れていた作品。 先日レビューした「アメリカを売った男」の監督も脚本もビリー・レイ氏なので これは、見なきゃいかんぞ~ 的に見てみました。 淡々としているのに、役者陣の力量とテーマの重要性に引っ張られて最後まで 夢中になってしまいました。 ヨレヨレになっていく天才を演じたヘイデン君の放つオーラは強力。 他への繊細な気遣い、自分のことをいたわってくれているかのような気持ちに させてしまうほどの天才の発する魅力は、いくつかのシーンで感じることが出来ます。 以前、なにかの特番で見ましたが、確かこの主人公は実際もイケメンだったような 記憶があります。 多くの同僚が彼の嘘を土壇場まで気づかなかったのは、天才のもつ天性の社交性と記事と同じく 他をひきつける魅力だったのかもしれません。 ピーター・サースガードの渋い演技に驚かされました。 天才記者に振り回された編集者たち、 最悪の最悪になるまで、なぜ、気づけなかったの? なんのために何重ものチェック係がいるのか? 天才だけを責められない、雑誌社の体制の悪さをも感じ、考えさせられました。 被害を受けるのは読者、感化されてしまうのも読者、情報操作が取り沙汰されている現代 真のジャーナリズムということを考えずにはいられません。 地味ですが、考えるところ色々ありな、役者は良しな、時間もちょうど良しな なかなかの力作です。 個人的には、ヘイデン君の底力を感じました。 オススメです。今ならGyaoで放送してますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.12.09 17:52:22
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