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テーマ:最近観た映画。(40136)
カテゴリ:好きとも嫌いとも言えない映画
今年の自分へのお年玉は・・(笑)ウクレレです。↑
少し前に、you tube で バッハプロジェクトというフィルムの中で、著名な音楽家が バッハを弾いていたのですが、Jake Shimabukuro の弾くウクレレのサウンドが素晴らしくって 衝動的にウクレレ、買いました。(汗) ちなみに you tube はこちら →ジェイク君のバッハへジャンプ バッハは一生無理ですが、数日の練習で アイルランド民謡のオーラ・リーは、なんとか 弾けるようになりました ここからは、ちょっとバッハがらみの映画のご紹介 ↓ 「こわれゆく世界の中で」 2006年 イギリス/アメリカ 監督 アンソニー・ミンゲラ「English Patient」 出演 ジュード・ロー、ジュリエット・ビノッシュほか あらすじ ↓ 治安の悪いロンドンのキングス・クロスで、都市の再開発計画を進める 建築家ウィル(ジュード・ロウ)は、恋人リヴ(ロビン・ライト・ペン)と彼女の娘ビー (ポピー・ロジャース)とともに暮らしていたが・・・ 感想 ↓ 癒しのないミンゲラ監督作品という感じです。 常に雄大で畏れ多くもある自然をバックボーンに、ストーリーを進める監督という イメージが強いので、この「こわれゆく世界の中で」の都会的な景色は センスは良いけれども、癒しのない重苦しさを感じました。 それが、この映画のコンセプトなのだとも感じます。 ジュード・ロウ扮する主人公は、自らの設計の目指すところはあくまでも機能的な街づくり。 センスの良い建物重視、その周りにちょびっと適当に緑を散らして・・・みたいな感覚。 結局、この映画の登場人物たちの多くが、きっちりとした土台の上に成り立っていないので 不安定な中から生まれる、欺を強く感じました。 とにかく ぐらぐらな登場人物たちです。 癒されることなく強引とも思える持って行きかたは・・心の中をかき乱されるだけで なんとも重苦しかったです。 何かを求める、愛を信じるということは、きっちりとした精神的な基礎があってこそ 可能になるのかもしれません。 こわれゆく世界の中で という邦題は適切のような気がしました。 原題は 「Breaking & Entering」(壊して入っていく・・みたいな?) 登場する少年の行動と登場人物たちの内面、動作などにかけているタイトルのようです。 人工的な世界で土台が脆い上で日々、動揺している・・・登場人物たち。 崩れそうになりながら。 ジュード・ローの胸毛と この映画の不安定な空気が気にならなければ オススメかもしれませんが、個人的にはまぁまぁって感じです。 ひとつだけ まさにミンゲラ監督!と感じたのは・・・・ 「English Patient」でもそうでしたが、 ビノッシュにバッハを弾かせていたこと・・ ビノッシュとバッハは対のようですね。ミンゲラ監督の中では。 ミンゲラ監督作品としては遺作です。 昨年、54歳という若さでお亡くなりになったのはとっても残念です。 個人的に大好きな「English Patient」の監督。 一生ものの素敵な映画を与えてくれたことに 感謝したいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.12 16:05:41
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