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テーマ:DVD映画鑑賞(14213)
カテゴリ:好きな映画・・男優系
ナターシャの帰国も近づき、マシューの寝床を完成するためにも、朝から大掃除でした。
今までは、私の横に和室で川の字になって寝ていたマシューですが、ベッドデビューとなります。 昨夜、この映画を見た後は・・・じっ~と我が息子の寝顔を見つめていました。 そういう気持ちにさせる映画です。重いですが、オススメです。 「告発のとき」 原題「IN THE VALLEY OF ELAH」 2007年 アメリカ 監督/脚本 ポール・ハギス「クラッシュ」 出演 トミー・リー・ジョーンズ、シャーリーズ・セロンほか あらすじ ↓ 退役軍人のハンク・ディアフィールド(トミー・リー・ジョーンズ)は イラクから帰還してくるはずの息子マイク(ジョナサン・タッカー)が脱走したという 知らせを受けるが・・・ 感想 ↓ 明らかに邦題がへんてこです。こんな邦題をつけた配給会社の方のセンスを疑います・・・ 邦題からイメージされる法廷もの・・では全くありません。 原題の「エラの谷」ダビデがゴリアテと戦った場所。映画の中にそのお話が出てきますので 注意して見てください。そのお話が大きな意味を持ってきます。 軍隊に志願するのは、様々な理由があってのことだろう。 父のように強い人間になりたいから。 国のために尽くしたいから。 大学へ行くための奨学金が欲しいから。 生活のための経済的な措置である場合も~ イラクでの戦争は、彼らの心を塗りつぶす。 日々、魔という絵の具で染められていくように。 送り出す家族、待っている家族と・・ 出かけたときと同じ精神の色で再会することは不可能なことなのだ・・・ 以下 ちょっと ネタバレあり ↓ 反転表示 長男を亡くし、次男までも亡くしたくないと切に願う 母の心。 失踪した息子を探すのは、同じ兵士ではなく、息子の叫びを理解してあげられなかった父。 そして、同じく息子を持つシングルマザーの刑事。 心に闇を抱えた兵士は、本土に戻ってからも自分を取り戻せずに、彷徨う。 女性刑事に届かなかった犬を殺した兵士の妻の叫び・・ 父親に届かなかった救いをもとめる息子の叫び・・ 刑事の息子の少年が母に尋ねる 「エラの谷で、どうして少年を戦わせたの まだ子どもなのに?」 この映画は私たちに 問いているのだろう 「どうして、イラクに行かせたの?」と・・ イラク戦争に関わる兵士、家族多くの人々が 叫んでいる・・もがき苦しみながら・・ あの逆さにはためく国旗のように。 秀作です。すべての戦争が人類から無くなるまで、逆さに旗を掲げて欲しい。 ポール・ハギスは才能のある監督さんです。本当に脚本も良いし、役者も良いし (シャーリズ・セロン、最初誰だか気づきませんでした・・地味で~ 役になりきってます。上手です。トミーに関しては言うことないです。大御所です) 見逃さないで欲しい秀作です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.05.31 18:54:57
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