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テーマ:映画から何かがはじまる(571)
カテゴリ:好きな映画・・ヒューマン系
久々の映画ネタ!しかも新作・公開中ですぞ~
「セントアンナの奇跡」 2008年 アメリカ・イタリア 監督 スパイク・リー 出演 デレク・ルーク、マイケル・イーリー、ラズ・アロンソ他 あらすじ ↓ 第二次世界大戦中のイタリアで実際に起きた虐殺事件を基に 兵士の葛藤(かっとう)と心の交流をサスペンスタッチでつづる戦争ドラマ。 感想 ↓ スパイク・リー監督、クリント・イーストウッド監督の戦争映画に対して 「黒人が出ていないのは差別」との発言をし、クリント監督と険悪な仲になったという ことですが・・・・ アメリカ社会に対して、差別に対する強烈な批判を丸ごと込めて描いたのでしょうか・・・ 映画の中で、戦場ではない場所(アメリカ本土)での差別をも痛烈に皮肉っているような 感じがしました。 イーストウッド監督とは まったく違う第二次世界大戦下における人間ドラマです。 強烈な虐殺シーン・・歴史的な汚点の部分があまりにも辛すぎるから~ 報われない多くの魂を鎮魂するために・・・・・ 「奇跡をたくさん散りばめたのねリー監督」映画全編を見てそんな風に強く感じました。 ラストは号泣しました。目を背けたくなるような歴史を繰り返さないように・・・ 全ての人に奇跡が訪れるわけではないのだから。 救いのある奇跡を描いたリー監督の手腕には脱帽します。 淡々とした描写をするクリント監督とは全く違いますが、心をギュッと握り締められる ような掴まれ方は・・重いながらも深かったです。 個人的には、力作だと思えました。 ただ、4人の主要な登場人物を把握するのに神経を使って欲しいと思いました。 それと、その4人にまつわる人たちの顔を良く覚えておかないと・・・・ 後で頭がこんがらがります。 リー監督の描き方がお好きな方ならイケルと思います。 Nobubu的心を射られた度(5弓満点中) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.07.26 00:34:50
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