子どもor動物が主役・・・パート1
昔からよく言いますね、子どもや動物が主役だと、それだけで泣けちゃうって・・・ なんでなんだろう~ 利害のない様子が子役や動物から感じられるからか? 母性本能か?そんな気持ちを込めて見ると、やっぱり泣けちゃうかもしれませんね。 「オリバー・ツイスト」 2005年 イギリス/チェコ/フランス/イタリア 監督 ロマン・ポランスキー 出演 バーニー・クラーク、ベン・キングズレー ほか あらすじ ↓ ロマン・ポランスキーがチャールズ・ディケンズの名作を映画化。 戦争の中で運命をもて遊ばれていく健気な少年の感動物語。 主演のオリバー・ツイスト役にはオーディションで選ばれた12歳のバーニー・クラーク。 ↑大きくなったら、クリスチャン・ベイルになりそうなお顔。 感想 ↓ 少し前に見た「奇跡のシンフォニー」が現代版オリバーツイストという噂だったので、 ディケンズの原作がどうこうというより、映画版でオリバーも見たかった訳ですが、 偶然にも数日前にBSで深夜、放送しました。 救貧院で育った少年が葬儀屋での仕事を世話されるが、同僚(子ども)のイジメにあい、 そこを飛び出しロンドンに向かうというお話・・ そしてロンドンでコソ泥を生業としている少年と出会い、その子の案内で元締めのところへ・・・ あっ、確かにここいらへんまでの描き方と助けてくれる子どもと 奇天烈というか不気味な元締めの描き方は「奇跡のシンフォニー」と一緒です。 あとは・・・奇跡の度合いが違うっていうことかな。それとこちらには、 ジョナサン級のイケメンは出ていません。(笑) 個人的に感じたいっちばんの大きな違いは・・ 子役の演技。既にベテランの領域に入ったと思われる「奇跡~」のフレディ君、多少鼻に つくところ、ありました、玄人っぽくって。(でも、映画「奇跡~」は大好きですよ。) しかし、このバーニー君はオリバー役が初作というだけあって みずみずしさとちょうど良い感じの素人っぽさがあります。 まぁ、好みと言われちゃそれまでですが・・・(笑) ベン・キングスレーが強烈です。サーの称号を持ちながらも19世紀のロンドンで 欲に支配されたフェイギンを恐ろしげ、ややコミカルに演じています。 さすがの演技力、哀れさまでも感じさせる彼の存在感にはタジタジです。 そういえば、このオリバーのDVDのジャケットって・・同監督作の 「戦場のピアニスト」のジャケに似ていませんか? どうやら、日本だけのようですねこれらのジャケット。意識している感がミエミエです。 悪くはないと思いますが。 色々な意味で楽しませてもらいました。 19世紀のやや小汚いロンドンの街並みを見るのも楽しかったです。 なかなかの良作だと思います。 バーニー君の瞳には・・予想通り泣かされましたけど~ あなたの好きな思い出の子役って、誰ですか?