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夏休みに入ってから、持ち帰りの仕事はない。定時に帰
れるおいしい時期なので、読書三昧である。下手すると娘 の遊び相手せず、ピアノの練習を見てやらず本を読みまく っていた。 7月は映画にもなった「告白」湊かなえ著 これは、人の心の奥の深さを考える1冊で2日で読んだ。 2冊目は図書館で借りた「吉田松陰」これにもはまって 2日で読んだ。吉田松陰に感動したのは、今の現状をなげ かず、自分ができることで世の中をよくしょうと志を持った ことだ。この感動というか、衝撃は、小学校の時に教科書に でてきた田中正造以来かもしれない。 今は司馬遼太郎の「人斬り以蔵」これは、幕末の土佐勤皇 党にいた岡田以蔵の話である。以蔵への興味というより、 土佐の上士、郷士の違いについて知りたい気持ちのほうが 強かったのかもしれない。 同時進行でゲオで借りた漫画10冊を1週間で読んだ。 「JIN」と「お~い!竜馬」だ。 二つとも幕末の話で歴史的背景を盛り込んだ話・・・。 幕末熱が強いとはいえ、斬り合いのシーンもあって、 めげかかっていた。 そんな時、職場の図書館の図書購入で1冊の本を手にし 個人用で買った。 「いのちをいただく」という絵本。 食べているものはすべていのちあったもの・・・・。 かわいがって育てた牛を生活のために売らなきゃならない人 わが子のように野菜や果物、稚魚を育ててきた人が自分が 育てたものを売る。 食べ物は単にいのちをいただいてるだけではなく、食べ物を 育てた人たちの思いが詰まってるんだなあと思いました。 絵本の中で一緒に育った牛のみぃちゃんが売られて行く時に 女の子が「みぃちゃん、ごめんね。」と泣きながら言ってた シーン。 殺される予感がしたのに、だまって殺されたみぃちゃん。 精肉していく坂本さんの心の葛藤。 肉になったみぃちゃんのいのちをかみ締めながら食べていく 女の子の家族・・・・ せつなくなりました。 そういえば、以前、生協で行った牧場の裏に殺された牛の お墓というか墓標があったことを思い出しました。 娘に読み聞かせたかったこの本・・・拒否されてるけど、 きっときっと読んでやる。 松谷みよ子の「まちんと」だって自分から「読んで」という ようになったし・・・。 本を通して、テレビのドキュメンタリーを見ていろんな人の 生き方に感動する今日この頃です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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