のぶちん's Green Gables

　朝、５時半に浦上天主堂のアンジェラスの鐘で目が覚めた。

　素敵な朝を予感させる音だ。

　ふと浦上の信者さんたちは被爆後、心身の傷を負いながら、この鐘を

大事にしてきたんだなあと思うとキリスト教関係の施設に行きたくなった。


　でも、来年の１月まで限定の龍馬のイベントに行きたい気持ちが勝って

７時半にチェックアウトし、バスで長崎駅に向かった。


　長崎駅はさすがにコインロッカーも空いている。


　一番楽しみだった長崎奉行所龍馬伝館に行く。


　NHKの龍馬伝特集では、丸町、花街の引田屋の宴会場のところで写真を

とったり、人形龍馬と記念撮影したりして楽しかった。
　　　
　娘は亀山社中同様刀を持ちたがる・・・なんでだろう・・・

　

　二階の実録坂本龍馬展では、５０Mくらい人が並んでる。

　８時半すぐに入ってきたはずなのに、どこからこの人たちは集まった

んだろう・・・。

　長崎市が大きなテーマパークでいろんな施設がアトラクションなのか

と思うほどの人、人、人・・・。

　特別展なのに、「何？この膨大な資料は！」と思うくらいにたくさん

あった。すでに本で見聞きしているものもあったが、発見もあった。

　中岡慎太郎は身長１５３センチだったらしい。でも、昔は男子でこれ

が普通だったのだろうな。食料も違うし・・・。


　それにしても龍馬といい姉ちゃんの乙女といい、１７０センチと当時

からしてどうして大きかったんだろう。


　近江屋の龍馬暗殺の再現の場所が史実に忠実にされていたのが興味深

かった。

　娘「龍馬なんで切られたんかねえ。」

　私「それは龍馬が風邪ひいとったし、昔の１１月は冬みたいに寒くて
動けんかったんやない？」

　娘「でも寺田屋では動けたやん」

　私「それはお龍さんが知らせてくれたけよ。」

　娘じゃないけど、龍馬の暗殺な謎である。

　
　坂本龍馬展を見終わりふと戻ると坂本龍馬展を見るために並ぶ人が

ふえて２００メートルくらいになっていた。凄い・・・


　娘が空腹を訴えるのでふと時計をみると１１時半。３時間もここに

いたんだあ。

　
　高速バスは１時。

　仕方がないので駅で最小限のお土産を買い、トルコライスに執着す

る私はキヨスクの駅弁ならあるかも・・・と思ってたら「あった～！」

でも買い求めようとしたら売り切れ。やむなく定番幕の内で手を打つ。


　帰りは娘はたくさん歩いたのでバタンキューかと思ったら、お弁当の

後、少し昼寝して、トランプ三昧だった。


　中身の濃い２日だった。

　店に入って食事することがほとんどなくカフェにも入らない強行軍の

　旅だったが、娘も楽しんでくれたのでよかった。

　旅先で、電車の中で席を譲ってくれたお兄さん、お姉さん、話しかけ

られた韓国人の老夫婦との語り合いなど、いろいろな人の笑顔や親切が

旅をもっといいものにしてくれた。


　今度長崎に行く時はキリスト教施設も娘に紹介したい・・それから、

まだ行けなかった龍馬の関係場所にも行きたいなあ。