撮影時の思い出:静かの海「午後」
こんばんは。今日は体調が思わしくなく、殆ど家でゴロゴロしていました。そんな訳で(?)初の1日3回カキコミをしてみます。ブロガーの方には「へっ、たった3回」と言われそうですが、私にはこれが限度です…。思い出シリーズも20回目になりましたが、前回,前々回で静かの海のテーマ「胎動」,「滅」について書きましたので、今回は最後の「やすらぎ」を意味する作品「午後」をご紹介します。パソコンの画面からは分かり難いと思いますが、この作品は全体の色が滲んだ様な独特の雰囲気があると思います。この作品はキヨハラと言うメーカーのソフトフォーカスレンズで撮影しています。普通カメラのレンズは複数のレンズ(ガラス)を組み合せて収差を補正するのですが、このレンズは2枚のレンズのみを使用し、あえて収差を残す事で作品に味を出す、今のハイテクの塊であるデジカメしか知らない人とっては想像もできない様なレトロなレンズです。でもこの味を知るとクセになってしまうので、写真展ではこの1枚しか入れていません。そういえば今のカメラ,レンズには上位機種でない限り絞りやシャッタースピードダイヤル、ピントリングすら無いんですよね。もし撮影データで分からない事があったらどんどん質問して下さい^^:このレンズは「やすらぎ」をテーマにした別の作品を撮る予定で購入し、撮影地である鳥取砂丘にはテストのつもりで使用したのですが、思いのほか良い被写体に恵まれ、印象深い作品になったと思います。撮影データ 日時、場所:1991年6月、鳥取県鳥取市福部町 鳥取砂丘 データ :カメラ オリンパスOM-4 レンズ キヨハラソフト70mm フィルム フジクロームベルビア50 露出 絞りf5.6、1/250秒