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敷布団が薄くて、少々背中が痛い目覚めでした
目覚ましにもうひとっ風呂。 朝食は8時から、昨晩と同じ大広間で定食でした。 「ザ 日本旅館の朝ごはん」という感じ。 チェックアウトは10時前。 旅館の看板前で記念写真を撮ってもらいましたが、愛想のいいフロントのおじさんが気さくに応じてくれて好感を持てました。コンビを組む東南アジア系の外国人の女性は少々たどたどしい感じでしたが一生懸命感はありました。例にもれず、食事の際のお給仕もほとんどが外国人(インド系?)でした。 そういえば、昨夜の入浴の際、マッサージコーナーがあって、銀髪のちょっと不思議な雰囲気のじいちゃんが担当でしたが、コーナーの名前が「花仙人」・・まさに仙人って感じで笑えました。しきりに咳き込んでいたので近寄りませんでしたが・・・ あと、売店の品数が少なくて少し残念。しかも、レジは無人、勘定はフロントで、でした。 でも、まあまあ全体的にはいい宿でしたね。リーズナブルでしたし。(口コミでは酷評する意見もありましたが・・・) 昨日、チェックインの際に、温泉街巡回バスの10時便の予約をしておきました。 駅から各旅館へはバスに乗ってから運転手に泊まる宿を告げたんですが、宿から駅はあらかじめ予約をしておくシステムのようです。 この旅館のお客さんで満員。 10分もかからず鬼怒川温泉駅に到着しました。昨日、このバスに乗った時は気づきませんでしたが、数軒廃業したような旅館があって、少しさびれた温泉街という印象がありました。 10時48分の列車で下今市駅まで戻り、ここで乗り換えて東武日光駅に11時36分到着。 東照宮の玄関口の駅だけあって、バス乗り場もタクシー乗り場も行列ができていました。 路線バスで約10分、「神橋(しんきょう)」という停留所で下車。 東照宮をはじめとする日光社寺の最寄りのバス停ですが、今夜の宿、「日光金谷ホテル」も、ここから徒歩5~6分ほどです。 まずは、荷物を預けにホテルへと向かいました。 距離は近いのですが、けっこうな坂を登らねばなりません ぜーぜー言いながらようやくホテルの正門にたどり着きました。 1873年(明治6年)、創業者の金谷善一郎が自宅を改装して開業した訪日外国人向けの民宿「金谷カテッジイン」を前身とし、1893年(明治26年)、現在の場所に日光金谷ホテルがオープンしました。現存する最古のリゾートホテルと言われており、昨年、創業150周年を迎えました。 たたずまいからして、明治大正にタイムスリップしてしまうかのような、ただならぬオーラを漂わせています。 荷物を預け、チェックインの手続きも済ませました。入室は午後3時以降なので、身軽になって散策へと向かいました。 天気予報では午後から雨模様とのことだったので、少し急いでの行動開始です。 ホテルの坂を下り切ると、さきほどのバス停近くに朱塗りの「神橋」があります。 日光山内への入り口にかかるこの橋は、後で訪れる予定の「二荒山神社」の橋で、かつては神事にも使われたとか。 有料で渡れるようでしたが、ここはパスしました。 まずは、「日光山 輪王寺」へ。 前回訪れた際(2016年5月)は、輪王寺から毎年送ってもらっている「鬼門除けのお札」が貯まったのでそれを納めにきたのですが、あれから、また古いお札が貯まってきたので、同じ理由で日光を目的地にした次第です。 さらにケンちゃん家の分まで預けられました。 これが「鬼門除け」のお札です。鬼門の方向に掲げます。 お札と言っても、ずしっとした分厚いものなので、束になるとけっこうな重量です。真っ先に荷物を減らしたかったので、最初にこのお寺を訪ねました。 拝観料を払って本堂の「三仏堂」に入る際にチケットのチェックを受けましたが、係のおねーさんに「古いお札を納めたいのだけれど、どこに行けばいいですか」と聞くと、「ここでお預かりしますよ」と軽く言われてしまい、ちょっと拍子抜け そういえば、前回は堂内で通りかかったお坊さんに預けたんだっけ。 この三仏堂には、「阿弥陀如来」「千手観音」「馬頭観音」の三体の仏様が鎮座していて、前回来たときはちょうど50年ごとに行われる大修理の真っ最中でした。2019年に修理が完了したそうです。 外国人の団体も予想通り数多くみかけました。 さて、お札を返して軽くなったリュックを背負いなおして次へ向かいます。 たまたまだったんですが、16日と17日の二日間、東照宮のお祭りが行われていて、初日のこの日は参道で「流鏑馬神事」が行われていました。ラッキーなことにちょうど、その真っ最中に出くわしました。 明日17日は、この場所で「武者行列」が行われるそうです。 しばし迫力のある人馬一体のパフォーマンスを見物してから「日光東照宮」へ。 ここのランドマーク「陽明門」も前回は修理のため囲いに覆われていて残念だったんですが、今回はその荘厳な姿を拝むことができました。 まあ、ベタではありますが、「三猿」と「眠猫」も観ないわけにはいきませんね。 前回は、輪王寺と東照宮だけしかお参りしなかったんですが、今回は、「世界遺産 日光山内の社寺」をコンプリートします。 山内のすべての社寺が徒歩で回れる距離に点在しています。 続いて向かったのは、さきほどの「神橋」のところで触れた「二荒山(ふたらさん)神社」。 1200年以上の歴史を誇る山岳信仰の中心となった古社だそうです。 縁結びにご利益があるそうで、「笹の輪くぐり」なるものがありました。くぐりませんでしたけど(笑) 最後は、輪王寺の塔頭で、三代将軍家光が祀られている「大猷院(だいゆういん)」です。 ラストでしたが、けっこう石段がきつくて、足がヨレヨレになっちゃいました。 もちろん行った先々で御朱印もいただきました。息子にも御朱印帳を渡され「もらっといて」と言われていたので二人分(笑) 山内をぐるっと巡ったあとの、ホテルへの坂道はかなりハードでしたけど、なんとか4時ごろホテルに帰りつきました。 幸いにも雨には降られずすみました。神仏のご加護が雨男の力に勝ったようです(笑) 案内された部屋はクラシックホテルらしい雰囲気に包まれた本館の3階、70号室です。 昨年、150周年を記念してリニューアル工事をしたとかで、レトロさは残したままですが、全体的に小ぎれいな印象がありました。 すでに荷物は部屋に運び込んでもらってました。 このあと、5時から「館内案内ツアー」というのに参加しました。 ディナーは7時40分からです。ディナーに備えてお昼ご飯は抜きました。 その様子は次回。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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