ウェルザー・メスト指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会
昨年2011年3月にウィーン・ムジークフェライン(楽友協会)ホールの
オルガンが改装された記念のプログラムだろうか
過去にサントリーホールにもオルガン・リサイタルのために来日した
女流オルガニスト、ジリアン・ウィーアが前半プログラムに登場、
ホールの改装されたオルガンの音色は華麗さよりも
繊細な上品さが感じられるものでバーバーの作品ではレスポンスの良さが、
またプーランクの有名な作品では特に響きの繊細が際立った。
もちろんジリアン・ウィーアの功績大だが。
後半の「アルペン・シンフォニー」はとにかくウィーン・フィルの
上質の管弦楽の響きが楽しめる。
リヒャルト・シュトラウスの演奏に限ってウィーン・フィルの演奏は文句なし。
それにしても小澤さんの後のウィーン歌劇場のシェフを務めるウェルザー・メストは
チューリッヒ歌劇場時代から感じているのだが極端な自己主張をする指揮者ではなく
テンポもいわゆる中庸を保っているのだが何故かそれぞれの作品の本質、
良さを引き出すとても不思議な指揮者だ。
「トッカータ・フェスティバ」作品36 バーバー作曲
(14分25秒)
(オルガン)ジリアン・ウィーア
オルガン・弦楽とティンパニのための協奏曲ト短調
プーランク作曲
(20分20秒)
(オルガン)ジリアン・ウィーア
「アルプス交響曲」作品64 リヒャルト・シュトラウス作曲
(45分20秒)
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)フランツ・ウェルザー・メスト
~2011年4月3日ウィーン楽友協会で収録~
(オーストリア放送協会提供)
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