今日のラッシュアワー(ウォーキング)ミュージックは
東京フィル 第804回オーチャード定期演奏会
本日の指揮者、三ツ橋敬子さんは1980年生まれの若手女性指揮者、
経歴は東京芸術大学大学院音楽研究科指揮専攻修了。イタリアキジアーナ音楽院、
ロームミュージックファンデーション奨学生としてオーストリアウィーン国立音楽大学留学
第10回アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクール(2008年)で史上最年少、
女性指揮者として初となる第1位、聴衆賞アントニオ・ペドロッティ協会賞のトリプル受賞
を経ている。
三ツ橋さんの指揮した演奏会は過去に一度だけ、小生の地元・所沢フィルとの
今から9年前の2003年の年末恒例のベートーヴェン「第九」演奏会だった。
ステージに登場した時は、まるで小柄な女子高生が現れたようで驚いたけれど、
その時の演奏は実に颯爽とした「第九」の演奏でさらに驚いた記憶が。
さて本日のコンサートの感想、
最初に演奏されたベートーヴェンの協奏曲第4番、中村さんのダイナミックなピアノ
に堂々と渡り合って素晴らしい伴奏を示していて次の「英雄交響曲」に期待をつなぎます。
そして日にちは替わって、翌日のウォーキング時に期待に胸を膨らませながら聴いたところ
期待を超えた予想以上に見事な演奏でした。
早めなテンポで開始される第1楽章、ゆったりと聞かせる第2楽章、
そして3楽章の後に間をおかずにアタッカで突入する終楽章、
実ににダイナミックなテンポ構成で、まさに快演と言うべき演奏です。
東京フィルも精いっぱいの力で応じています。(懸念のホルン隊も善戦)
三ツ橋さんは未だ30代そこそこの年齢です、、
現在、女性指揮者ではハンブルグ歌劇場の音楽監督を務める
オーストラリア出身のシモーネ・ヤングが一頭地抜ける活躍をしていますが
三ツ橋さん、この調子で物怖じせず世界にどんどん殴り込みをかけて
頑張って欲しいですね。
それと、また所沢ミューズで再びお目にかかりたいと思います。
ピアノ協奏曲第4番ト長調 作品58 ベートーベン作曲
(35分15秒)
(ピアノ)中村紘子
交響曲第3番変ホ長調 作品55“英雄”
ベートーベン作曲
(50分58秒)
(管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団
(指揮)三ツ橋敬子
~2011年6月26日東京・オーチャードホールで収録~
いつもありがとうございます。♪