道東自転車旅(3)
8月19日午前4時テントから這い出すと、曇天模様に霧がかかりテントは夜露でびしょ濡れ。寒いのでお湯を沸かしてスープをすすっていると同伴者Nがテントから出てきた。さっさと身支度を整えて5時に出発。弟子屈(てしかが、摩周温泉の近く)まで走ってコンビニで朝食を食っていると、かなり年いったライダーさん達がやってきた。軽く挨拶を交わし、現在の気温が12℃だという話を聞いた。寒いですよ。半袖、短パンだし霧雨だし。しかし、ひるんではいられない。今回の旅の目的其の一エスカロップを食べるのだ。どんな食い物かは後で説明します。霧雨と繰り返すアップダウン(聞いてないっす)の末、虹別町に到着。たしかここのセブンイレブンだったと思うのだけど、8月なのに肉まんがあったので食べた。おいしかったよ、8月の肉まん。だって俺ら以外みんな秋っぽいし、服装が。そして相変わらず続くアップダウンをひた走る。Nはこの手の道を「すり鉢」と言っていたが、残念ながらすり鉢の連続は「洗濯板」と呼ばれるのだよ。勉強不足な男とともに走って、ストレスはどんどんたまっていくのであった。ついでにもう一つストレスのたまるNの言葉をご紹介、「この先登りあるの?」って知らんわ!走ったことねー道だもんよ。こんな感じで、道にも天気にも役に立たないパートナーにもイライラしていると、自動車と違い静かに走る自転車に気づくのが遅れた鹿さんが茂みに逃げていくのであった。あ、牛とか馬とかは普通にたくさんいて、感動が少ないのでどこで見たとか覚えてません。てか、ほんとにどこでもいるし。しかも臭い。ということで、すごく中途半端に次回へ続く。そろそろ根室に着きますよ。