今年も終わりでございます。
テーマとしてはありきたりではありますが、今年一年を振返ってみたいと思います。インターネットを始め、情報通信産業が日常生活に広く、そして深く浸透している現状を特に強く考えさせられる一年でした。携帯電話について。一瞬ではありましたが、携帯電話が壊れていた時間に感じた不便さから、いかに普段自分が携帯に依存しているかを改めて思い知らされました。自分自身は普段それほど携帯を使わない人だと思っていたので、それにも関わらずこのように感じたという事は、ヘヴィユーザの方々はさぞかしフラストレーションがたまる事でしょう。チャリ旅行をしてる時は、世界から切り離されている感覚に陥るので、携帯は電源切りっぱなしで、夜中にメールチェックするくらいなんですけどねぇ。インターネットについて。ネットを利用するようになって、もう6~7年くらい経ちますが、最初は知識も無いし、怖い噂が結構あったりしたので、びびりながらネット閲覧していました。その頃に比べ、ネットだけでなく、PCの知識も多少増え、問題が発生しても自力でなんとでも出来るという自信からくる油断を感じた年でした。研究所のネットワークはかなり甘いセキュリティしか施されていないので、自己防衛が、各自に課される責任であるのですが、今年は知識も経験もそれほど高くない人達が数人入ってきました。一人がウィルスに感染すれば大騒ぎです。直接LANケーブルを抜いてしまう人もいるし、多くは即時ウィルスチェックにかかります。私は家でも研究室でもウィルス対策ソフトを一切使用していません。常にネットワークを見張っているため、場合によってかなり不便な事態が起こるためです。それに、同じLAN上で感染する奴がいるとは思っていなかったという、安易な信頼(?)もひとつの理由かもしれません。誰かさんが感染したのを知った時、ウィルスチェッカーのひとつも導入していない自分のPCを見て、確か特許出願か何かが控えていた時期だったので、青ざめた瞬間でした。ちなみに我が家へウィルスメールを送っても大概はサーバ側でシャットされてしまいます。それに最近のウィルスはうちのOSには感染しないものが多いのです(泣)顔が見えないインターネットの性質上、私はごく軽くネットを利用していました。新しいコミュニケーションのひとつとして考えられることが多い昨今でも、いいかげんな情報の発信や、受信する情報についての懐疑の念は常につきまとっています。しかし、この楽天の日記でいろいろな方々の日記を読むにつれ、本格的にネットというコミュニティの存在が重たくなってきた現実を意識するようになりました。自分にとっては、普段のリアルな生活のおまけのように存在するネット世界ですが、精神的、または肉体的な病気で人と直接接する事が出来ない方、そういった方々の日記を拝見する事が何度もあって、彼らにとっては人とコミュニケーションを取ることが出来る限られた場所なんだと気付きました。神経質で気性の荒い私の言葉を彼らが見たらとても悲しむ事があるんじゃないかと、あまりにもテキトーにこのコミュニティに参加しているので反省の念が沸きました。楽天広場というこのコミュニティはユーザのマナーというか人柄がとても良いように思えます。来年も穏やかな気持ちでこのコミュニティが存在できるように努めたいと思います。日記リンクをさせていただいている方々を筆頭に、度々見に来てくださっている方々、そしてランダムで飛んでこられた方々にも、感謝の意を込めまして、良いお年をお迎え下さい。そして、来年もよろしくお願いいたします。追記:今年感じたジェネレーションギャップ友人に聞いた話なのですが、黒電話の使い方を知らない新人がいるという…。多分ダイヤルのしかたがわからないのだと思うのですが、ということは、ダイヤル式の公衆電話も見たこと(触ったこと)が無いということですよね?言われてみれば、"ダイヤルする"という言葉を最近聞きませんな。