比べてみましょ DT-10とPB-01
火曜くらいにKORG pitchblack PB-01が到着しました。KORG/Pitchblack コルグ ピッチブラックトゥルーバイパス チューナー Tuner現時点での最安値はこの↑6650円です。先週末の5980円は幻か…。レビューがてらKORG DT-10と比較してみましょう。【在庫有、即出荷!】KORG 《デジタルチューナー》DT-10 【限定特価】DT-10は6300円が最安値のようです。新製品の登場で値下がり傾向にあるような…。まず見た目…DT-10の圧勝でしょうか。PB-01は、かなり昔によく見かけたゲームウォッチの進化版みたいなタイプのゲームっぽいです。一昔前の人が抱いた近未来風なデザインが現代的にはチープな感じに見える印象です。その点DT-10はとてもシンプルで良いです。大きさでは、DT-10はPB-01の1.7倍くらいあるのでコンパクトさを要求する場面ではPB-01に分があります。次に見易さ…好みが分かれるかもしれません。音名がアルファベットで表示されるパネルはPB-01の方が圧倒的に良いです。DT-10は#が左上のドットで表示されるのに対してPB-01はちゃんと#で表示されて見やすいですし、何より表示が大きい点で優れています。DT-10のモロにLEDが並んだインジケーターは輝度が高い上に、明るさの度合いで微妙なピッチを表示する機能がPB-01よりも分かりやすいと思います。というよりも、PB-01のインジケーターは表面の半透明な黒いカバーのせいでぼやけちゃってます。暗い所ではそれでも問題無いかもしれませんが、明るい場所だとちょっと見づらいのではないでしょうか。その点については、PB-01には表示方法が4種類あるので、明るさの度合いだけで微妙なピッチのズレを見極めなければならないわけではないため、弱点を見据えてうまく補完していると言えます。(例えばストロボ・モードだとインジケーターが左右に流れるスピードでピッチの高低とズレが分かるようになっています)続きましてチューニングの感度、速度…これは互角。ONにした状態で、適当なフレーズを弾いてみたりチョーキングしてみたりしながら追従性を比べてみましたがはっきり違いが分かりませんでした。どちらも素晴らしいです。バイパス時の音質…PB-01に軍配。さすがにトゥルー・バイパスをうたっているだけあってPB-01の方が音痩せという面ではかなり強いです。ただPB-01が本当にトゥルー・バイパスかどうかは疑問です…。DT-10のバッファー回路は(某B○SSとかと比べると)大した音質劣化も無く悪くないと思っていました。ですが、PB-01と繋ぎ替えながら比較した所、ハイもローもとりあえず全部それなりに落ちます。特にハイは大分削れてしまう印象です。PB-01はパッチ・ケーブル一本分程度の音の変化は見受けられますが、ラインの中に組み込んでそれほど違和感を感じる事は無いと思います。それよりもボリューム・ペダルとして使っていたMORLEYのとあるペダルの音痩せ具合が酷い事についさっき気付きました…(^-^A最後に付加的な機能について。DT-10については割愛しますが、PB-01はいくつか注意点があります。チューナーON時には音が出ません。(ミュートされます)そして先ほども少し触れましたが、トゥルー・バイパスという割りには電源に繋がれていないと音が出ません。(無論バイパス時です)ケーブルがあれば他の機材に対して電源分配が可能です。あくまで個人的な感想としては、ラインを分けるならDT-10、ライン内に組みこむならPB-01という感じです。