2011年02月の記事一覧 | Involuntary picking

「ILLUMINATIONS」(Josh Groban) 2011.1.26(日本版)

個人的には2nd「Closer」を超える作品は無いと思っています。※酔っ払いモード【送料無料】イルミネーション価格：2,580円（税込、送料別）とは言え、買います。とりあえず。まあ、それはしょうがない。端的に言って悪くは無い。けど、全然良くない。で、1曲目。なんでインストなんでしょうか？ケルティックなインスト曲で欧州の叙情系ヘビメタのアルバムみたいだなぁと思って油断していたら、スパッと途切れてドラムとベースとギターが爆音でドカドカドカって、、、、入ってくるんじゃないかという感じの…正直安っぽい感じ。プロデューサーがDavid Fosterではなくなりました、とうとう。Rick Rubinという人になりました。知らないけど。率直な感想としては、音のバランスはとても良いです。すごくクリアでナチュラル。綺麗な音だなぁと思います。でもね、、、つまらないんです。ずっと暗い。David Fosterみたいにスケール壮大でドカーンみたいなのが無いです。綺麗だけど地味。ずっとこれが続くので正直飽きます。買う前に試聴してボーナストラックも聴きたかったので日本版にしました。なぜなら、15トラック"Le Cose Che Sei Per Me"の原曲が好きだから。Secret Gardenの1stアルバム「Songs From A Secret Garden」の"Song from a secret garden"が原曲です。このアルバムは高校時代の思い出なのです。当時、音楽のクラスに属していた僕はクラスの友達に聞かせて周りましたがみんなが感心したアルバムでした。このアルバムは試聴版を一緒に聞いてキーボーディストのY君と協議した結果、買っておかねばならぬという結論に達した非常に意義のあるCDです。僕らはお金が無かったのですが、輸入版しかないこのCDを買わなければ後悔するという非常に切迫した脅迫観念から購入しました。それは後々までSecret Gardenの素晴らしい音楽に触れるきっかけになった大変幸運に恵まれた奇跡だと今では思っています。とても大げさな表現ですが、僕達が音楽を探し回って歩き回っていたそういう事実がめぐり合わせてくれた出会いであると疑っていません。フィギュアスケートの荒川静香が使用していた"you raise me up"は元はSecret Gardenの曲なのです。ケルティック・ウーマンて誰やねん？Secret GardenがBrian Kennedy(Vo.)を起用したのがオリジナルです。Josh Grobanも「Closer」でカバーしていますが、オリジナルが一番良いのです。騙されたと思ってオリジナルを聴くべきなのです。Josh Grobanバージョンは素晴らしい。でも、やはり作曲者の演奏の前にはかなわない部分もあるのです。オリジナルも知っていて初めて分かる良さもあります。で、ケルティック・ウーマンとか誰やねん？"you raise me up"に関して言えばBrian Kennedyが素晴らしいと思っていくつも彼のソロCDを買いましたが、、、残念ながらあんまりソロ作では結果が残せていないようです…。声はとても良いのですが、どういう方向性でやっていくかが曖昧なのです。散々脱線しながらも、Josh GrobanとSecret Gardenのつながりが見出されました。Josh Grobanはその美しい声でSecret Gardenと直でやれば良いのにね！？違います。脱線しました。あのね。何がひどいって、その15曲目で気付いたんですけども、14、15曲目のボーナストラックに関する詳細が全く分かりません。どこにも書いていません。とりあえず15曲目のオリジナルの正体は分かっていますが、作曲者もヘッタクレもどこにも書いてありません。日本版のライナーノーツにも全く記載がありません。自分が気付いたからまだ良いようなものの、もしかしたら14曲目も有名な曲だったりするのかもしれません。こんなんで良いのでしょうか？Josh Grobanが悪いのではありません。こんないい加減な(個人的な感想としては楽曲全般に対しても)作り方をして商売にしちゃおうっていう魂胆が気に食わない。ちゃんとやって下さい。買わなくて良いよ。こんなの。

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「ILLUMINATIONS」(Josh Groban) 2011.1.26(日本版)