2018 神戸どうぶつ王国
2018年9月に神戸どうぶつ王国という動植物園に行きました。この一週間前くらいに北海道で大地震・大停電があり、日常がバタバタした中でほんとに行くの?という状況だった事もありかなり印象に残る旅行でした。神戸空港からポートライナーを京コンピュータ前駅(現 計算科学センター駅)で途中下車してすぐのところにあります。"京(けい)"はどっかの議員の「2位じゃだめなんですか?」発言で本来とは違う注目のされ方をしてしまったスーパーコンピュータですが、すでに運用が終了していて現在は後継の"富岳"が様々な分野で活躍しています。コロナ禍でクシャミの飛沫の拡散シミュレーションはテレビでもたくさん報じられていましたよね。そんなテクノロジーの先端と、動物や植物の生き生きとした自然な姿を見せてくれる施設が近接しているのがとても面白い場所だと思っていました。この時は神戸どうぶつ王国で長居してしまったので後の予定もあり京の施設には行けませんでした。神戸どうぶつ王国は行動展示が積極的に行われていて、すぐ近くにある王子動物園のトラディショナルなスタイルとは対照的です。せっかくなのでどちらも見ると良いです。王子動物園にはパンダがいますし。植物の展示も豊富で屋外にはかなり広いガーデンがありました。一番印象的だったのは蓮の池で屋内施設とは思えない広大さで圧倒されました。しかし、私の目当てはハシビロコウ。日本国内では飼育施設が限られているので、この旅行の絶対的なメインでした。他の人達と別れて一人ポートライナーを降りて蒸し暑い中をワクワクしながら歩いたのをよく覚えています。一番お気に入りの一枚から。可愛くもないし、綺麗でもないし、デカいし、変な鳥なのに、斜に構えて口半開きでニヤけた妙にカッコツケな姿が面白いです(^^;;後ろにこっそりシカがいるのもポイント。もう一枚、シカとハシビロコウ。どっちも左上の同じ方向を見ています。鳥たちが自由に飛び回れる環境なので、何かがいたのかもしれませんね。ハシビロコウを撮影していると、小学4~5年生くらいの子が隣にやってきて「ハシビロコウめっちゃ動くやん。ハシビロコウめっちゃ動くやん。」とちょっと悔しそうに何度も言うのです。この子はハシビロコウが川の中で何日間もジッと動かずに足元に魚が泳いできたらそれを狩るという習性を知っているからこんなアクションをしていたのだと思います。だからちょこちょこ動いているハシビロコウを見て残念がっていたのかなと…。それがとてもかわいくて、そして良く知っているなと関心して、見やすいポジションを占領していたおじさんはその子に譲るようにそっと移動したのでした(^^Aめっちゃ動くけどもっと良く観察して楽しんでおくれ。ハシビロコウだけではなくて大型の鳥がたくさんいて自由に行動しているのが素敵です。モモイロペリカンの後ろに水鳥が何種類かいます。こういう雑多な雰囲気も面白さの一つだと思います。予想外のコラボレーションを見ることができるかもしれないので何度も行ってみたくなります。神戸どうぶつ王国を出てホテルにチェックイン。夕食の前にやっておきたい事があったので不要な荷物を置いてすぐに出かけました。用事を済ませて夕食に神戸牛をいただきました。少なっΣ( ̄□ ̄;;これの10倍くらい下さい。食後に海辺に出かけて夜景を撮影してきました。夕食前に出かけていたのはこのためのロケハンです。二時間くらい歩き回っていました。昼のうちに画角や撮影機材の選定をしておくのが良策です。暗くなってからやろうと思うと足元の危険や三脚を立てるのに都合が良い場所が分かりづらかったり、使う機材を決めていなくてあれこれ試してる時に落として無くしてしまったりと良いことがありません。星の撮影などもそうなのですが、日頃からいろいろな場所を見て"夜の撮影に都合が良い場所"を何箇所もストックしておくと突発的にイベントに気付いたり思い立ったりした時に困りません。余談になりますが、この旅行は沖縄→神戸という変わった旅程だったのですが、この一年後に首里城が火事で焼け落ちてしまったのでその前に見れたのも思い出深い出来事でした。