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久しぶりの台風だった。
前日から雨が激しくなり、夜中から朝にかけて数回ものすごい風が吹いて、「いよいよだな」と半ば対戦モード(?)にはいる。 朝起きたらすぐに停電。何度もついたり消えたりを繰り返す。 家の下の方にある川を見に行こうとしたら、家からでも見えるくらいに増水している。流れも濁流のごとく。コワッ! さすがに家まで上がってくることはないと思うが、向こうに見える橋は大丈夫かとちょっと心配。 午前中はかなり強い風が吹いたが、午後からはその頃台風の目の中に入っていたのか、静かになった。 きっと暴風域から出る頃だと思うが、夕方頃が一番風が激しかった。2階にいたが、あまりに何度も揺れるし窓はしなっていかにも割れそう。 それから次第に雨も風も静かになって、翌日はウソのような良い天気。でも、木の葉や枝がいっぱいで掃除には結構時間がかかった。 幸い家はなんの被害もなかったけど、友達は川の増水で非難したらしい。あそこは大丈夫だと思っていたが、朝起きたら1mちょっとまで水がせまっていて慌てて避難したそうだ。 自然災害はどうにも太刀打ちできないから、保険とかに入っておかないと、いざという時にホント困る。昔、家の屋根が飛んだ時に実感したのでした。 ______________________________ 話題は変わって、オリンピックも終わった。 最後まで大活躍の日本選手。 メダルを取った選手も、そうでない選手も本当にお疲れ様でした。 ここで、感動のベスト何とかを選んで見ようと思ったが、あまりに多すぎるし独断と偏見に満ち溢れそうなので、私が泣いたベスト3を選んでみた。 ☆第3位・・・柔道の阿武選手の金メダル。この選手は名前はよく 見ていた。でも読み方は知らなくて、「アブ」って 読むんだとずうっと思っていた。 世界選手権の覇者でありながら、過去2回のオリン ピックとも初戦敗退。試合中、何度もアナウンサー や解説者が、初戦を勝てば大丈夫だと言っていたが 初戦に向かう時、阿武選手が目を閉じて入場して来 た姿が印象的だった。 初戦を勝ったら、「やっと呪縛から解き放たれた」 と言うアナウンサー。本当、そんな気持ちだった だろう。 何度も流れる優勝した瞬間を映しだしたシーンの中 に、飛びあがって喜ぶ男性の姿があったが、阿武選 手のお兄さんだったらしい。 8年かかってやっと手にした金メダル。柔ちゃんも 金メダルまで8年かかったが、最初の2回は決勝ま で行っての事。それに比べたら同じ8年でも阿武選 手にとっては、とっても長かっただろう。 本当におめでとう。 ☆第2位・・・男子体操団体。 7位から次第に追い上げて、3位から2位へ。 そこでトップを走るルーマニアの予期せぬ失敗。 こんなことがあるのだろうかと思えるような展開が 続く。 最後の鉄棒。大技の連続で、落ちてくれるな、失敗 しないで、とハラハラドキドキ。 でも、選手達は落ち着いてみんな素晴らしい演技を 行った。そしてその演技についてくる当たり前の高 得点。最後の富田選手の着地の決まった瞬間は何度 VTRを観ても鳥肌もの。チーム一丸となって勝ち 得た素晴らしいメダル。 団体戦の最終演技チームになって、ドラマのような 展開に興奮せずにはいられなかった。 それにしても、団体戦ってなんか盛りあがる。 体操の団体戦を見ていて、長野オリンピックの時の ジャンプの団体戦を思い出した。 そして、 ☆第1位・・・女子マラソン、野口みずき選手。 見始めたらやめられないマラソン。多くの選手達が リタイアする過酷な気候とコースに、150cm小 柄な野口選手が1位で帰って来た。 終盤ケニアの選手がジワジワと野口選手を追う。途 中、解説の有森さんが、「野口さんもっとブルーラ インの近くを走った方がいいですね」と言うけど、 野口選手はブルーラインからかなり離れた所を走っ ていた。後ろの選手にも気付いているのか? 「あ~、誰か教えてあげて!」と言いながら観てい た。競技場に入ってから野口選手のガッツポーズ。 本人も言っていたが、私も「ガッツポーズしてる場 合じゃないよ!」と言っていた。 最後までしっかりと走って、見事1位でゴール! マラソンだけは絶対に自分は走れないと思っている から、いつもマラソンを走り終えた選手達には頭が 下がる思いがする。 疲れきった身体をやっと起こして、再び競技場に現 われた野口選手のインタビュー。 「幸せです。」と声を震わせ目をうるませて答える 彼女は、本当に美しかった。 ☆番外編・・・男子マラソン、ブラジルのデリマ選手。 途中ぶっちぎりの1位だったのに、とんでもない乱 入男のせいでリズムを崩し、最後は3位だったが、 笑顔でゴールへと向かうデリマ選手にほっとした。 誰を恨むこともなく真摯な態度に、真のスポーツマ ンシップを見た。心からの拍手を送りたい。 日本選手の活躍と同時に、デリマ選手の事はきっと 忘れないだろう。 ☆特別編・・・柔道・井上康生選手。 やっぱりどうしてもここへきてしまった。 まさかの敗退にショックをひきずっていたが、日本 チームの主将としてアテネに残り、いろんな試合会 場へ出向き応援をする井上選手を見て、少しホッと していた。 そして、昨日の帰国。金メダルが決まった室伏選手 の後ろから少しうつむきかげんに、照れくさそうに 空港で出迎える人達の間を通り過ぎて行った。 記者会見では、メダリストの中に挟まれて主将とし てのインタビューを受けていた。 偉いと思った。素晴らしいと思った。 やっぱり井上選手のことは好きだと思った。 いろんな名場面、迷場面、名セリフを残してアテネオリンピックは終わったが、気の早い事にもう4年後が楽しみな私。 スポーツってやっぱりいいなあ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.09.01 14:54:35
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