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ある日どこかで

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2004.09.01
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久しぶりの台風だった。
前日から雨が激しくなり、夜中から朝にかけて数回ものすごい風が吹いて、「いよいよだな」と半ば対戦モード(?)にはいる。

朝起きたらすぐに停電。何度もついたり消えたりを繰り返す。
家の下の方にある川を見に行こうとしたら、家からでも見えるくらいに増水している。流れも濁流のごとく。コワッ!
さすがに家まで上がってくることはないと思うが、向こうに見える橋は大丈夫かとちょっと心配。

午前中はかなり強い風が吹いたが、午後からはその頃台風の目の中に入っていたのか、静かになった。
きっと暴風域から出る頃だと思うが、夕方頃が一番風が激しかった。2階にいたが、あまりに何度も揺れるし窓はしなっていかにも割れそう。

それから次第に雨も風も静かになって、翌日はウソのような良い天気。でも、木の葉や枝がいっぱいで掃除には結構時間がかかった。

幸い家はなんの被害もなかったけど、友達は川の増水で非難したらしい。あそこは大丈夫だと思っていたが、朝起きたら1mちょっとまで水がせまっていて慌てて避難したそうだ。

自然災害はどうにも太刀打ちできないから、保険とかに入っておかないと、いざという時にホント困る。昔、家の屋根が飛んだ時に実感したのでした。

______________________________

話題は変わって、オリンピックも終わった。
最後まで大活躍の日本選手。
メダルを取った選手も、そうでない選手も本当にお疲れ様でした。

ここで、感動のベスト何とかを選んで見ようと思ったが、あまりに多すぎるし独断と偏見に満ち溢れそうなので、私が泣いたベスト3を選んでみた。

☆第3位・・・柔道の阿武選手の金メダル。この選手は名前はよく       見ていた。でも読み方は知らなくて、「アブ」って       読むんだとずうっと思っていた。
       世界選手権の覇者でありながら、過去2回のオリン       ピックとも初戦敗退。試合中、何度もアナウンサー
       や解説者が、初戦を勝てば大丈夫だと言っていたが       初戦に向かう時、阿武選手が目を閉じて入場して来       た姿が印象的だった。
       初戦を勝ったら、「やっと呪縛から解き放たれた」       と言うアナウンサー。本当、そんな気持ちだった
       だろう。
       何度も流れる優勝した瞬間を映しだしたシーンの中
       に、飛びあがって喜ぶ男性の姿があったが、阿武選       手のお兄さんだったらしい。
       8年かかってやっと手にした金メダル。柔ちゃんも
       金メダルまで8年かかったが、最初の2回は決勝ま
       で行っての事。それに比べたら同じ8年でも阿武選       手にとっては、とっても長かっただろう。
       本当におめでとう。

☆第2位・・・男子体操団体。
       7位から次第に追い上げて、3位から2位へ。
       そこでトップを走るルーマニアの予期せぬ失敗。
       こんなことがあるのだろうかと思えるような展開が
       続く。
       最後の鉄棒。大技の連続で、落ちてくれるな、失敗
       しないで、とハラハラドキドキ。
       でも、選手達は落ち着いてみんな素晴らしい演技を
       行った。そしてその演技についてくる当たり前の高
       得点。最後の富田選手の着地の決まった瞬間は何度
       VTRを観ても鳥肌もの。チーム一丸となって勝ち
       得た素晴らしいメダル。
       団体戦の最終演技チームになって、ドラマのような       展開に興奮せずにはいられなかった。
 
       それにしても、団体戦ってなんか盛りあがる。
       体操の団体戦を見ていて、長野オリンピックの時の       ジャンプの団体戦を思い出した。

そして、
☆第1位・・・女子マラソン、野口みずき選手。
       見始めたらやめられないマラソン。多くの選手達が
       リタイアする過酷な気候とコースに、150cm小       柄な野口選手が1位で帰って来た。
       終盤ケニアの選手がジワジワと野口選手を追う。途       中、解説の有森さんが、「野口さんもっとブルーラ       インの近くを走った方がいいですね」と言うけど、       野口選手はブルーラインからかなり離れた所を走っ       ていた。後ろの選手にも気付いているのか?
       「あ~、誰か教えてあげて!」と言いながら観てい       た。競技場に入ってから野口選手のガッツポーズ。
       本人も言っていたが、私も「ガッツポーズしてる場       合じゃないよ!」と言っていた。
       
       最後までしっかりと走って、見事1位でゴール!
       マラソンだけは絶対に自分は走れないと思っている
       から、いつもマラソンを走り終えた選手達には頭が
       下がる思いがする。
       疲れきった身体をやっと起こして、再び競技場に現       われた野口選手のインタビュー。
       「幸せです。」と声を震わせ目をうるませて答える
       彼女は、本当に美しかった。

☆番外編・・・男子マラソン、ブラジルのデリマ選手。
       途中ぶっちぎりの1位だったのに、とんでもない乱       入男のせいでリズムを崩し、最後は3位だったが、
       笑顔でゴールへと向かうデリマ選手にほっとした。
       誰を恨むこともなく真摯な態度に、真のスポーツマ       ンシップを見た。心からの拍手を送りたい。
       日本選手の活躍と同時に、デリマ選手の事はきっと
       忘れないだろう。

☆特別編・・・柔道・井上康生選手。
       やっぱりどうしてもここへきてしまった。
       まさかの敗退にショックをひきずっていたが、日本
       チームの主将としてアテネに残り、いろんな試合会
       場へ出向き応援をする井上選手を見て、少しホッと
       していた。
       そして、昨日の帰国。金メダルが決まった室伏選手
       の後ろから少しうつむきかげんに、照れくさそうに
       空港で出迎える人達の間を通り過ぎて行った。
       記者会見では、メダリストの中に挟まれて主将とし
       てのインタビューを受けていた。
       偉いと思った。素晴らしいと思った。
       やっぱり井上選手のことは好きだと思った。
       

いろんな名場面、迷場面、名セリフを残してアテネオリンピックは終わったが、気の早い事にもう4年後が楽しみな私。
   スポーツってやっぱりいいなあ!       
       
       
       





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Last updated  2004.09.01 14:54:35
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ETCマンツーマン英会話@ Re:『マイ・レフトフット』(05/09) 『マイ・レフトフット』を調べていてこち…
hoshiochi@ Re:☆君を想って海をゆく☆(03/18) はじめまして、こんばんは。私もこの映画…
Maria@ 残念ですけれど… まだまだ未読の映画レヴュー…少しずつ読め…
伊場拓也@ Re:Somewhere in time!(03/24) 同じ思いかも?考え所ですかね。
こぶたのベイブウ@ Re:Somewhere in time!(03/24) リラさんのブログ、今まで楽しく読んでい…

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