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テーマ:最近観た映画。(40094)
カテゴリ:ベルギー映画
2000年のベルギー、フランス、オランダの映画。 BSであったものを録画して観た。 17歳のマルヴァは、歌手になる事を夢見てカラオケコンテストによく出場しているが、なかなか良い点数を出してもらえない。父親のジャンは審査員達には娘の才能がわかっていないと嘆く。一生懸命娘を応援しているジャンだが、年頃のマルヴァからは疎ましがられている。ジャンは鼻歌でカセットにメロディを吹きこみ娘の為に曲を作り始める。おおかた曲も出来て気持ちよくしている所に、勤めている工場が倒産したとの知らせ。クビになったことは家族には内緒にして、何とかしなければとあせるジャン。 そんな時、車が故障してしまったジャンの所に偶然人気歌手のデビーが通りかかる。ジャンはデビーを誘拐し、工場での仕事仲間のウィリーに一儲けしようと持ちかける。だが、ジャンがデビーのマネージャーを呼び出しデビーを開放する為に持ち出した条件は、お金ではなく自分が作った曲を聴いて欲しいとの要求だった… 娘の為に、家族の為に解雇された一労働者が何とかせねばと孤軍奮闘ぶりがちょっと滑稽。どう見ても、どう聴いても、とてもスター歌手にはなれそうもないマルヴァに親ばかとはいえちょっと期待しすぎの父親。 デビーの誘拐も何の計画性もないので、「それじゃすぐに捕まるだろう」と思えるまるで幼稚な誘拐犯。 だが、デビーのマネージャーはそこを上手く利用していて、そこに芸能界の裏表を見れる。 ストーリーは荒唐無稽で「まさか!」を連発。次の展開へ行く場面も「普通はそうはしないでしょ」と思わず突っ込みたくなる。 まあ、でも、おばかな父親だけど娘のことを愛していて必死な様子にはちょっと同情してしまった。 確かに最後には『みんな有名』になってしまうこと間違いなし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.06.18 20:24:17
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