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テーマ:最近観た映画。(40092)
カテゴリ:スペイン映画
以前から観たかった映画。
1999年 ペドロ・アルモドバル作品。 マヌエラは女手ひとつで息子を育てる、マドリッドで移植コーディネーターをしている女性。ある日、息子とお芝居を観に行った帰り、女優のウマのサインをもらおうとした息子が車に跳ねられて死んでしまう。息子は小説家になりたくて、母親の事を書こうと思っていたが、見つけた若いころの母親の写真は全部半分しかない。母親の若い頃の事はわからないというメモを見て、マヌエラは青春時代を過ごしたバルセロナへと旅立つ。 昔の仲間と再会し、シスター・ロサに出会い、あの女優ウマに再会する事になる。 いろんな人が出てくる。ゲイの友人、妊娠しているシスター、レズビアンの女優、そして元夫は女性になっている。 私の感覚からすればちょっと普通ではない状況の中に生きている人達がマヌエラの周りにたくさんいて、いろんな話が出てくる。 マヌエラはそのいろんな人達と出会い、その出会う人達がみんな何かしらマヌエラに関係があるのが解せないが、そのおかげで息子の死を乗り越える事が出きる。 母親は強い。 この監督の作品を観るのは『トーク・トゥー・ハー』に続いて2作品目だが、世間から見ると異端と思われるような人達の側に立って映画を作っているように思う。そして、”生”と”死”が大きな要素となって描かれている。アルモドバル監督の作品はわずか2つしか観ていないが、『トーク・トゥー・ハー』よりこっちの方が好き。悲しい出来事は起こるが、前向きになれる。 バルセロナ、夜のサグラダファミリアが美しかった。そして何と言っても目をひいたのは、アパートの壁紙やキッチンの模様や色彩感覚。スペインはみんなあんななの?強烈。 ペネロぺ・クルスって、正直言って今まで出演した映画を観てもCM見てもあまりきれいだとかかわいいとか思わなかった。あのながーい鼻がどうも苦手で。でも、この作品の彼女は本当に美しいと思った。何でかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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