000000
HOME \| DIARY \| PROFILE	【フォローする】【ログイン】

ある日どこかで

【毎日開催】

15記事にいいね！で1ポイント

10秒滞在

いいね! --/--

次の日記を探す

おめでとうございます！
ミッションを達成しました。

※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。

< 新しい記事

新着記事一覧(全805件)

過去の記事 >

2005.05.12

『リトル・ストライカー』

(3)

テーマ：おすすめ映画(4068)

カテゴリ：イギリス映画

THERE'S ONLY ONE JIMMY GRIMBLE
2000年　イギリス
監督、脚本：ジョン・ヘイ
出演：ルイス・マッケンジー、ロバート・カーライル、ジーナ・マッキー、
　　　レイ・ウィンストン

これは予想よりもかなり良かった。

ジミーはマンチェスター・シティーファンのサッカー少年。自分一人でプレーしている時はとても上手いのに、人前だと全く下手になってしまう。サッカーチームに入ってはいるがまわりはマンチェスター・ユナイテッドのファンばかりで、シティファンだというだけでいじめられる。
ある日、いつものようにいじめっ子のゴードン達に追いかけられている所を一人の老婆が助けてくれた。彼女はジミーに魔法のサッカーシューズをくれる。

自分を不安性だと思っているから人前では自信がなくておどおどしているジミー。いつもいじめられてるのだが、そのイジメがめちゃくちゃ陰湿。それでも学校に行くのはサッカーが大好きだから、って言う理由があるからだろう。
でもどんなにいじめられても、シティファンだと言う事をのぞかせるマンチェスターＣのバッグを背負って学校に行くところにジミーの誇りと強さを見た。

ありきたりなスポ根ドラマではなく、一瞬ファンタジーのようでありながら、実は人間の弱さや苦しみをジミーの母親やサッカーの監督たちの物語も織り込めながら丁寧に描いている。
本当の強さは魔法ではなく勇気だと知り、自分の実力を思う存分発揮するラストは爽快。

スクール杯の何回戦かで、ジミーの活躍がスローで流れ監督が歩きながら応援するシーン、まわりの建物や学生達の制服姿も含めて何ともイギリスらしくて好きだ。
それから、私はサッカーやラグビーの試合で最初に両チームの選手が並んで入ってくるところがものすごく好きだ。選手達の緊張感とサポーター達の歓声が轟く雰囲気がまず見たい。だからテレビ放映であの場面を見逃したりすると残念でたまらない。
この映画でもスクール杯の決勝戦でそのシーンがあるのだが、少年達の試合とは言えカッコイイのだ。

ジミーを演じるルイス・マッケンジーは実際にサッカーが上手い。
彼を取り巻くベテラン俳優陣が、脇の物語をより一層深いものに仕上げている。