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カテゴリ:イギリス映画
≪幾組ものカップルや友人、親子の愛の物語…いろんな形の愛がある≫
とにかくたくさんの人が出てきて、その人達がどこかで繋がっています。 英国首相と秘書、熟年夫婦、義理の父親と息子、作家と家政婦、会社の同僚、歌手とマネージャー、新婦と新郎の友人、ポルノ映画の俳優と女優、オバかな若者とアメリカ女性。 「あり得ないな」と思うのは首相と秘書で、「これは困った」と思うのは新婦と新郎の友人のストーリー。 独身の首相が秘書を好きになる事は有りうることだけど、この映画の中での展開は無理な気がします。 新郎の友人が新婦に恋してしまう、っていう話しは辛いですしどうしようもありません。ラストは二人とも冷静に判断してくれるので良かったのですが。このストーリーはちょっとハラハラしました。 作家と家政婦はあり得ますね。ただあのプロポーズのシーンはあまりにベタで恥ずかしくなりました。 アラン・リックマンとエマ・トンプソン演じる熟年カップルは、奥さんがえらいというか心得ているというか、ギャ-ギャ-言わなかったので夫も反省って事でしょうか。 義理の父と息子のエピソードはステキでした。母親が亡くなって元気が無く部屋に閉じこもりっきりの息子。実は彼は片想いで相当悩んでいるのですが、それを父親が一生懸命アドバイスして応援してくれるのです。父親役はリーアム・ニーソン、息子役は『ぼくの家族はママとママ』に出ていたこでした。可愛いです。 それと印象に残っていて、好きなエピソードなんだけど切ないのは会社の同僚サラとカール。ほとんどがハッピーエンドですがこの二人は違います。今後も全く可能性が無いかと言えばそうとも限りませんが、サラは大変な立場にいる女性です。彼女には幸せになって欲しいと心から思ってしまいました。 多くのエピソードをうまく繋げながら肩の凝らないヒューマンラブ・コメディに仕上がっています。多くの有名な役者さん達を使っているのも目をひきます。 実はこれ『ブリジット・ジョーンズの日記』『ノッティングヒルの恋人』『フォー・ウェディング』の脚本を手がけたリチャード・カーティスの監督作品なのですね。軽いタッチの恋愛モノはこの人の脚本は本当に上手いと感じます。カーティス作品だからと言う訳でもないのでしょうが、『ビーン』のローワン・アトキンソンもちょこっと出演して叉いい味だしてます。 音楽もビートルズ、BCR、マライア・キャリーなどの懐かしい音楽(マライアは懐かしいというほどでもないけど)が流れて、恥ずかしい、サムイ、と思えるシーンがいくつかあったにせよ、非常に後味の良い映画でした。 LOVE ACTUALLY 2003年 イギリス 監督/脚本:リチャード・カーティス 出演:アラン・リックマン、ヒュ-・グラント、リーアム・ニーソン、コリン・ファレル、エマ・トンプソン、ローラ・リニ-、ローワン・アトキンソン < お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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