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テーマ:旧い旧い洋画(394)
カテゴリ:イギリス映画
≪お得意の巻き込まれサスペンスでハラハラドキドキさせられます≫
ヒッチコック監督のイギリス時代の作品です。 ハネイは劇場で記憶の達人のショーを見ていたがそこへ銃声が鳴り響いた。出口に出ると見知らぬ女性から助けを求められ自宅へ連れて行く。彼女はアバベラ・スミスと名乗り、自分はスパイでイギリスの国防に関する秘密を某国に売ろうとしている秘密組織「三十九階段」に狙われていると言う。確かにアパートの外には二人の怪しげな男が見張っているようだ。 翌朝ハネイの部屋に背中にナイフを突き刺されたスミスは「私の代わりにスコットランドへ行って」と言って息絶える。 巻き込まれサスペンスです。自分の部屋で死んだ女性、それを放っておいて慌ててスコットランドに向かったのでハネイは犯人だと思われ警察から追われるのですが、その途中で出会った女性と手錠で繋がれたまま逃避行するところなんてなかなかです。 テンポもよく特に列車内で逃げ回るシーンなどは『バルカン超特急』を思い出させます。 登場人物の個性も豊かで、サスペンスの中にちょっとしたラブストーリーも絡めながらユーモアもあり、ヒッチコック監督お得意の路線がこの頃すでに確立しています。 全然読めなかったラストもあっぱれで、二人が手をつないで終わるところもおしゃれじゃありませんか。 邦題は『三十九夜』ですが、なんでだろう?『三十九階段』ではいけなかったのかしら? ついでに、マデリーン・キャロルがドリュー・バリモアに見えてしょうがなかったのは私だけ? THE 39 STEPS 1935年 イギリス 監督:アルフレッド・ヒッチコック 原作:ジョン・バッカン 脚色:チャールズ・ベネット 出演:ロバート・ドーナット、マデリーン・キャロル、ゴッドフリー・タール お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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