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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:日本映画
≪風呂場で死体をバラバラにするなんて。魚をさばくのとは違うでしょ≫
桐野夏生ベストセラー小説の映画化で話題になった作品。 弁当屋で働く4人の女性。彼女達はそれぞれに悩みを持っていた。家庭崩壊寸前、寝たきりの姑の介護、ローン地獄、ギャンブル好きの夫からの暴力。ある日、そのギャンブル好きの夫から暴力を受けた身重の(西田尚美)は、夫を殺害してしまう。そしてその死体の処理をお弁当屋で働く仲間に頼んだ事から、次の死体処理の話が… これは本は読んでいませんが、田中美佐子や渡辺恵理子出演のテレビドラマを観ていました。どちらが原作に近いのかはわかりませんが、あの時飯島直子扮する刑事や、伊藤英明扮する日系ブラジル人青年などは映画には出てきませんでした。 いとも簡単に死体をバラバラにしていく様子、最後の方なんかは映画はちょっと物足りない。もっとそれまでの葛藤や、それぞれの女性の持つ悩みなんかは描ききれてないような感じがしました。 キャストはいいのですけどね。 テレビの田中美佐子や渡辺恵理子も良かったんですよね。でも、ローン地獄の女性の役は映画の室井滋の方が好きでした。 せっかくいいキャスト揃えたんだから、もうちょっと彼女達の内面を描いて欲しかったです。 2002年 監督:平山秀幸 原作:桐野夏生 脚色:チョン・ウィシン 出演:原田美枝子、倍賞美津子、室井滋、西田尚美、香川照之 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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