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テーマ:おすすめ映画(4068)
カテゴリ:オーストラリア映画
≪こんなショーなら見てみたい!≫ オーストラリアの3人のドラッグクィーンの話ですが、公開当時観に行ったのですけど、映画館がとっても盛り上がっていたのを思い出します。 バーナデッド、ミッチ、フェリシアの3人はシドニーのドラッグクィーン(つまり派手な女装をした男性)。砂漠の真ん中にあるホテルのショーに出演する為にバスに乗ってシドニーを出発する。途中立ち寄った町で差別にあったり、バスが故障して砂漠の真ん中で立ち往生しながらようやく目的地へと着くが… ヒューゴなんてこれを最初に観ていたから、『ロード・オブ・ザ・リング』に出てきた時は何か笑いそうになってしまいました。ガイ・ピアースのはじけっぷりもすごくいいです。そしてなんと言ってもテレンス・スタンプ。性転換したプライドのあるゲイの役なんですけど、始めはちょっと笑ってしまいますが、そのうちに彼はマダムにしか見えなくなります。小走りの後姿なんてまるで女性です。 3人のド派手な衣装や化粧は思わず後ずさりしそうになる位迫力があり、ダンスも上手いんです。特にヒューゴが滑らかでしたね。 途中いろんな差別や偏見に出会いながら、自分のいるべき場所、居心地のいい場所はどこかを探し求めているようなロードムーヴィーです。都会はイヤだと言って旅に出たのですが、田舎はどこも閉鎖的でゲイには住みにくい場所。結局自分達を受け入れてくれるのは大都会しかないと気付くのです。 唯一何の偏見もなく受け入れてくれたのは、マイノリティのアボリジニでした。 あまり仲の良くないバーナデッドとフェリシアですが、フェリシアがひどい目にあった時に助けてくれたのも「ののしられて強くなる」と言ってくれたのもバーナデッドでした。さすがに年長者で貫禄があり、いつも馬鹿にしていたフェリシアもここではうなだれて聞くだけでした。 どこかオーストラリアらしく垢抜けてはいないのだけど、3人のキャラがはっきりと描かれていて、元気がもらえる作品です。 砂漠の雄大さが素晴らしく、かつオーストラリアって広いと改めて感じさせられます。 70年代の音楽が又嬉しくって、思わず一緒に口ずさみそう。 THE ADVENTURES OF PRICILLA : QUEEN OF THE DESERT 1994年 オーストラリア 監督/脚本:ステファン・エリオット 出演:テレンス・スタンプ、ヒューゴ・ウィーヴィング、ガイ・ピアース、ビル・ハンター お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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