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昨日の日記『サン・ピエールの生命』は数週間前に観たのですが、この映画の後偶然にも救いようのないような悲しい映画を3本観てしまったのです。どの映画も大した内容を知らずに観たので、まさかラストがそう来るとは、と予想していない悲劇に向かうものばかりで。サッカーの対ブラジル戦も控えているのに暗い映画の話ばかりしているのはどーもいかん、何かもっと楽しい映画はないものか、と思っていたのですが、私が録画し損ねてたまたま妹が録画しておいたビデオを置いていってくれました。 『センセイの鞄』という川上弘美さんの小説のドラマ化作品です。最初映画だと思っていたのですが、WOWOW制作のドラマでした。 小泉今日子が主人公のツキコ、そしてセンセイは柄本明です。 ツキコは30代後半のOL、いつも立ち寄る居酒屋で偶然会ったのは高校時代の国語の教師松本でした。もうおじいちゃんと呼ばれるような年齢になっているセンセイと、それ以後その居酒屋でたまに会って話をしているうちに、ツキコはセンセイに対して思わぬ感情を抱くようになります。 何だか、ほのぼのとしたいいお話でした。 この松本先生というヌボーっとした、でもハイキングにも背広姿で革靴を履いて行くような真面目で朴訥な感じを柄本明がそのまんまと言う感じでした。ただ、私は原作を読んでいないので、小説の中のセンセイは本当はどんな感じだったのでしょう。 ツキコは最後まで随分と淡々としていましたが、ラストはやっぱりそうだよね・・・ そりゃ、そうだわね~。 コメディっぽい味付けもされていて、映像は映画っぽい。馴染みの居酒屋の雰囲気は60年代の日本映画を思い出させるような、懐かしい感じがしました。 久世光彦演出でしたか。 そう言えば、そうですね。 なかなかいい作品でした。映画化してもいいかも。 DVD 文庫本 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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