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カテゴリ:日本映画
≪結局女が一番ワルかしら?≫
まずタイトルに惹かれました。ここ数年邦画も観るようになったのですが、思いの外面白いものがたくさんありました。この作品はかなりいいんじゃないでしょうか。 人から頼まれたら断れないお人好しのサラリーマン宮田はおしゃれなマンションを購入した矢先、恋人のあゆみに去られてしまう。一方マキは婚約者と別れ、荷物を持ってレストランで1人寂しく食事を取っていた。そのレストランに宮田は、親友で私立探偵の神田に呼び出されて来たが、いつまでも前の彼女の事を忘れられない宮田を神田は励ましナンパしてみせる。その相手が1人で来ていたマキだった。一緒に食事をした後、泊まる所が無いマキに自分の家に泊まるよう勧めた宮田とマキが帰宅。そこへ行方がわからなかったあゆみが荷物を取りに突如やって来た。 時間軸をずらせていくつものエピソードを絡めていく作品は、『パルプ・フィクション』を代表にいろんな作品となっていますが、本作はかなり練られた構成で脚本もいいと思います。 主に宮田、神田、そしてもう1人ヤクザの組長の視点から一夜の出来事を語られています。そこにマキとあゆみが絡んでいるのですが、最初の宮田のエピソードでほのぼのした映画かな、と思っていたら、裏でとんでもない事件があってその展開に思わず目を見張ります。 組長のエピソード、そして組長を演じる山下規介の演技がいい。 とにかくよく人間観察をして、会話も小粋で面白い作品でした。 観て損なし。 2004年 監督/脚本:内田けんじ 出演:宮村靖日、山中聡、山下規介、霧島れいか、板谷由夏 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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