|
テーマ:高校野球(3681)
カテゴリ:その他のスポーツ
遅ればせながら、今夏の甲子園の感想を。
プロ野球はここ数年ほとんど観なくなりました。好きだったチームが突然の監督交代劇をやらかして、もううんざり。それ以来どうでもよくなった。 でも、高校野球は必ず観てしまうんですよね。まずは地元のチームを応援して、そこが負けてしまったら近県のチームを応援する、それが一応のパターンではあるのですが、高校生の場合は例え自分が応援しているチームが勝っても負けたチームが涙を流す姿を見るとかわいそうでもらい泣きしてしまいます。それだけ高校球児の一生懸命さが伝わるのが甲子園の良さだと思います。 それにしても今夏は本当に白熱した試合が多い大会でした。もちろん全試合観ているわけではないので詳しい事は言えませんが、今年は近年にない好試合が観られたと思います。 それを集約するのが決勝戦だったのですが、正直どちらを応援するともなく観ていました。駒大苫小牧は春の大会に出られなかった雪辱を晴らしてほしい思いがあったし、一方その無敵の苫小牧に対して早実に初優勝して欲しい思いもあり、全く公平な気持ちで観戦しました。 9回苫小牧の攻撃、バッターは苫小牧のエース田中くん、斎藤投手との一騎打ち。思いっ切り振って三振、彼は最後のバッターとなりました。こんな筋書きないよ、と思えるほどのシチュエーション。最後のバッターとなった田中君は「見逃さなかったので良かった」と悔いがなかったのでしょう、実に爽やかな笑顔で答えていたのにとても好感を持ちました。 一方の斎藤くん、1人で投げ切った思いが込み上げたのか、校歌斉唱後涙を拭うシーンがありました。これにも母親世代の私はキュンときてしまったものです。 この二人がクローズアップされがちですが、他のどの選手も実にさわやかで本当に素晴らしいプレーを見せてくれました。だから、やっぱり高校野球は好きなのです。 気になることがひとつ。 ハンカチをポケットから出し汗を拭い、1人で好投しさわやかな好青年斎藤くんを皆が追っかけたくなる気持ちは充分わかります。私も「あんな息子たいたらなぁ」とよく思いますから。今はまだ甲子園熱が冷めずみんなでワーワーと騒いでいるのだと思います。今後プロに行くか、大学進学かでまだしばらくの間騒動は続くのだと思いますが、少し静かにしてあげて欲しい。これから将来を左右する大切な選択を迫られる斎藤くんはじめ注目の高校生たちに、充分に進路を考えられるような環境を作ってあげて欲しいと切に望みます。 現在選抜チームはアメリカにいて、向こうのチームと試合をするらしいですが、帰国後すぐに彼らの大切な将来を左右する出来事が待っています。みんなが望む未来を叶えてあげられたらどんなにいいでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[その他のスポーツ] カテゴリの最新記事
|
|