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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:日本映画
≪何の才能もないと思っていても、実は意外な才能があるのかも≫
タイトルに惹かれました。何なんだろう?どんな映画なんだろう?興味津々で観ました。 平凡な主婦のスズメ。海外に単身赴任中の夫の大切な亀にエサをやるのが日課だ。最近自分の存在感の薄さを気にかけていたスズメは、幼馴染のクジャクの行き方を見てますます自分に嫌気がさしていた。そんなある日、偶然に「スパイ募集」の小さな、小さな張り紙を見つけたスズメは連絡先に電話をしてみる。 ちょっと期待しすぎたかな。 何とも言えずゆる~いです。 へんてこなスパイが出てきたり、その人たちの会話は確かにおかしいのだけど、特に声を出して笑うほどでも、クスッとするほどでもない。 登場人物は確かに変だしそのあたりは面白いのですが、私としては会話があんまり… まあ、伊武雅刀と嶋田久作の「公安体操」なるものがおかしかったですが。 でも、何の特技もない平々凡々な主婦がスパイになった事をきっかけに、少しだけ自分の中に眠っていたちょっとした才能を見つけることによって、楽しくなったり、活き活きとしだしたことを描いているのはわかります。 水槽の中でいつもゆったりと退屈そうにしている亀も、実は意外と泳ぐのが速いように。 スパイは人にそれだと気付かれたらダメです。平凡な人ほどスパイに向いている、と言うのは言われてみれば妙に納得。 2005年 監督/脚本:三木 聡 主題歌:レミオロメン 「南風」 出演:上野樹里、蒼井 優、若松 了、ふせえり、要潤、松重 豊、村松利史、伊武雅刀、嶋田久作 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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