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テーマ:フィギュアスケート(3628)
カテゴリ:フィギュアスケート
日本で開催された世界フィギュア。前回長野大会の時からテレビ放映もきちんとしてくれるようになりましたが、今回放映権がフジテレビに移ってから特に念の入れようが違いました。メインの放送時間の他にも、夕方からも地上波でやってくれたのはありがたかったです。 さて、昨夜とうとう決着がつきました。 日本女子見事な金、銀メダル獲得、そして中野友加里選手も5位なんて、男子に続いて素晴らしい成績です! 私は現役女子選手では浅田真央ちゃんが一番好きなスケーターですが、彼女のSPは正直驚きでした。と、同時にいかに彼女にプレッシャーがかかっていたかを改めて知った思いでした。 しかし、彼女は転んでもただでは起きなかった。昨日の日記に書いたような事を、彼女はいつも自分で口にします。そしてある意味自分を追い込んで実際にその通りにしてきた部分がこれまで幾度となくありました。でも正直なところ今回私は、「そんなに言わずに気楽に滑りなさい」と言うような気持ちでいましたが、真央ちゃんは何という娘なんでしょう。有言実行、それもメンタル面が結果に出やすいフィギュアスケートにおいて、完璧ではなかったにしろ16歳の彼女がほとんどそれを成し遂げるとは本当にすごい、と感じています。ものすごく負けず嫌いなんだと、今回改めて知った思いです。 昨日のフリーはちょっと元気がなかったように思いました。やはりまだ緊張していたのでしょう。それでもあの点数が出たなんて、凄いです。 緊張から解放されて泣き出した、そしてインタビュー中にも何度もインタビューを中断するほど涙が溢れる彼女を見て、背負ってきたものがいかに大きかったか、そして安堵感からの表情に又ももらい泣き(高橋選手の時も泣いた)してしまいました。 世界チャンピオンになることがいかに大変な事か、今回よくわかったと思います。若い内に挫折はした方がいい。今回の悔し涙を糧に、又一から出直して頑張って欲しいです。5位から本当に良く頑張って銀メダルを獲りました。おめでとう! そして世界女王に輝いた安藤美姫ちゃん、おめでとう! 最終滑走、しかも全大会を締めくくるラストの演技と言うのはおそらく私達には量り知れない重圧があるのでしょう。今までの大きな大会での最終滑走者で、それまでの好調さが嘘のように崩れる選手を幾度となく見てきました。しかも、真央ちゃんが2人前にあの素晴らしい演技をした後、彼女のフリーのパーソナルベストのアナウンスも聴こえていたとの事。そんな中、本当に落ち着いてノーミスで滑り切りました。ジャンプが全てとてもクリーンで、ラストのステップも迫力ありました。 トリノで辛酸をなめ、正直私は彼女はちゃんと立ち直れるのだろうか、と思っていたのですが、今シーズン「スケートアメリカ」で彼女を観て驚きました。一年もしないでこんなに立ち直ったとは。全日本では肩の痛みに耐えて滑りぬき、今回の出場権を得ました。いろんな経験をし、大人になりましたね。インタビューの受け答えも、以前とは随分変わった気がします。 挫折があったからこそ、精神的に強くなれた。彼女は本当にそのいいお手本だと思います。 そして、今回のフリーではコスチューム、メークを変えました。これ良かったんじゃないでしょうか。以前のメークは目元など濃すぎてひどかったですもの。今回はシンプルで、ヘアスタイルも似合っていました。 中野友加里選手も堂々の5位。前回大会でも5位でしたが、あの時はトップの選手達が出ていなかったし、目立った選手がいませんでしたから、今回の方がレベルがうんと高かったです。そこでの5位は本当に立派でした。SPではコスチュームも紫で「SAYURI」に合わせたオリエンタルな雰囲気を醸し出していましたし、フリーではとってもきれいなピンクのコスチュームが似合っていました。今シーズン、本当に表情も素晴らしくなりました。 今大会日本チームのお姉さん的役割で、しっかり者だけどみんなを包むようなあたたかい雰囲気がステキだな、と思ってずっと見てました。試合後のインタビューでも、若い選手からいろいろ学びたい、と言っていましたが、そういう謙虚な部分もすてきです。 彼女決して美人ではないし派手な選手ではないと思うんだけど、何か魅力あるんですよね。応援してます、これからも頑張って!そして、いつかきっと試合でもトリプルアクセルを成功させて欲しいです。 韓国のキム・ヨナ選手が3位。表彰台をアジア勢が独占。これも初めての事で、どの娘もスタイルがいい!何か嬉しくなっちゃいました。 こんな素晴らしい選手達が切磋琢磨していく、そして次回のバンクーバーオリンピックがもうから本当に楽しみになってきました。 それにしても美姫ちゃんのコーチニコライ・モロゾフ氏はもういまや日本チームからは神様のような存在かもしれませんね。今回美姫ちゃんを女王に導き、高橋大輔をフリー1位の演技で銀メダルへ導いたのですから。 トリノでは荒川選手を、そして2002年のソルトレークではタラソワさんのアシスタントでしたが、男子のヤグディンを金メダルへと導きました。ヤグディンのプログラムはモロゾフがやっていて、「ウィンター」も「仮面の男」も素晴らしいプログラムでした。 私は今回の振り付けでは高橋選手のフリー「オペラ座の怪人」が大好きです。 本当にモロゾフ氏は凄いぞ。 まだ他の女子選手の事も男子もペアも、アイスダンスについても書きたいけど、長くなったので今日はここまで。 今夜はエキシビション、又楽しみな夜が来ます!ウレシイー! 高橋選手の「ロクサーヌ」が楽しみであります。これも又素晴らしいのです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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