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カテゴリ:イタリア映画
≪良くも悪くも70年代の映画です・・・でもイイ≫
懐かしい作品です。 30年前の映画ですが、当時私も大好きでした。でも、もうすっかりこの作品の事は記憶の彼方へと飛んで行っていたのですが、昨年、リンク先のSさんのレビューを読んで思い出し、とっても観たくなったのでした。 元名ピアニストだが、今は場末のクラブでピアノを弾いているリチャードは、ふとしたことで若い娘ステラと出会う。だが、彼女は白血病で余命2,3ヶ月なのだった。 人懐っこく話しかけてくるステラに最初は迷惑だと思っていたリチャードだったが、彼女の明るい笑顔に次第に心が和んでくる。 そして、病気にもめげず懸命に生きる彼女を見て、人生に挫折し夢も希望も失くしていたリチャードも再起をかけて新曲披露に臨むのだが… あー、懐かしい。まさしく70年代の映画でした。 正直なところ今観るとツッコミどころも多いですし、ベタな純愛、難病ものですが、最後はやっぱり泣いてしまいました。 イタリア映画なのに英語を喋って、舞台はフランスで、って言う設定は?なんですが、(当時はそんな事疑問に思っていたのかも忘れてる)その最初の舞台モン・サンミッシェルの美しい事。これを観てここに行きたい、と当時思った事は思い出しました。 ステラ役のパメラ・ヴィロレージがアン・ルイスに似てるって言われていたような記憶があるのですが、今回観たらそうでもありませんでした。当時私が勝手にそう思っていただけなのか。アン・ルイスが一時期このパメラに似たヘアスタイルしていたからかな~?でも、やっぱりかわいらしくて、当時男性から絶大な支持を得ていたのは頷けます。 全編に流れる音楽が又いいです。本作を観て以来ずうっと私の口からついて出ています。これもまた、70年代の雰囲気ですね。 当時は白血病は不治の病で、そこに純愛を組み合わせて有名になったテレビドラマが、山口百恵の『赤い疑惑』でした。映画では実話として有名な白血病の少年の物語『ジョーイ』もありましたね。最近では『セカチュー』ですか。 現在では完治もある白血病。映画やドラマの世界ではありますが、その主人公の彼女達(ジョーイも)も現在なら治っていたかもしれない、なんて考えてしまいます。 STELLA / DEDICATO A UNA STELLA / THE LAST CONCERT 1976年 イタリア/日本 監督:ルイジ・コッツィ 脚本:ルイジ・コッツィ、ミケーレ・デレ・アイエ、ダニエレ・デル・ジュディチェ、ソニア・モルテーニ 出演:リチャード・ジョンソン、パメラ・ヴィロレージ、マリア・アントニエッタ DVD お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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