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テーマ:おすすめ映画(4068)
カテゴリ:日本映画
リチャード・ギアとジュリア・ロバーツの『プリティ・ウーマン』ではありません。もっと年上のおば様たちのお話です。 静岡県に実在するおばあちゃん達の劇団「ほのお」をモデルに作られました。 いつも町のコミュニティセンターで井戸端会議をしている”ともしび会“のおばあちゃんたち。ある日そこへ市の福祉課の職員が、市民サークルの日の発表会の出し物のお願いにやって来る。おばあちゃん達は、「何もやるものがない」と困り顔。そんな折、ともしび会のリーダー的存在あおいの孫娘で、シナリオライターになると東京にいるかな子が帰省していた。あおいはかな子の荷物の中から一冊の台本を見つけ、その台本でともしび会はお芝居をやろう、と言い出すのだが… このともしび会、確かに平均年齢69歳のおばあちゃん達だけど、今の60代、70代は若いからなぁ。私の周りのその年代の女性は、ほとんどが習い事にボランティアにと毎日忙しそうにしています。だから、このともしび会のメンバーが特別だとは思いません。これが今の老年女性一般的な感じだとも思えます。 おばあちゃん達それぞれ個性的で、そのあたりが上手く描かれているし、この豪華、有名女優達はやっぱりステキですが、ここではあおい役の淡路恵子が特にカッコイイ。こういうおばあちゃんはなかなかいない。まあ、仕切り屋でちょっと強引なところもあるから、周りは振り回されてしまうのだけど、ハスッパなまんまこの歳になっちゃったわ、って感じで、姿勢もいいし、堂々としていて、ちょっと憧れるなー。 劇中劇では思わずウルウル来てしまいました。 名女優達が、わざと素人っぽく演技するのも大変だったでしょう。 脇役で、ほんのちょっとの出演にも有名どころがわんさと出演していて、ここに書ききれないくらい。それには本当驚いてしまいました。 おばあちゃん達のお芝居の発表までの紆余曲折と、孫娘の再生を兼ねて、ジワーッとくる部分と笑いの部分があり、よくある展開ではありますが、元気をもらえる映画です。 たくさんの登場人物の中で個人的に好きなのは、あおいと市川日実子演じる福祉課の職員でかな子の同級生の木村のキャラ。市川日実子、いいわー。 そして、おじいちゃん達が「ばあさんたちを戦争に連れて行ってりゃ、歴史が変わった」なんて台詞が印象に残っています。 やっぱり女性のパワーっていくつになってもすごい。 2002年 監督:渡邊孝好 脚本:高橋美幸、真崎 槙 出演:淡路恵子、風見章子、正司照枝、草村礼子、馬渕晴子、イーデス・ハンソン、絵沢 萠子、西田尚美、岸部一徳、風吹ジュン、増岡 徹、市川実日子 他 DVD お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.17 17:15:35
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