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テーマ:フラダンス(931)
カテゴリ:ハワイアン・フラ
最近では、私達のハワイアン・フラグループも地域で少しは知名度が出てきたらしく、毎年夏祭りなどにお呼びがかかるようになってきました。 今の時季だと敬老会。今週は地域やデイサービスの敬老会など3回出演するのですが(私は都合により2回)、一昨日と今日はデイサービスの敬老会に行ってきました。 デイサービスは比較的元気なお年寄りが多いはずですが、それでもみなさんのフラを見ている時の表情が少し気になりました。私も踊りながらなので、そんなに客席の方の表情をつぶさに見てはいませんでしたけど、中には嬉しそうに伸び上がったり、手拍子をとったりする方もいましたが、ほとんどのお年寄りに表情がないのです。 その中で、以前うちに来ていた生徒さんのおばあちゃんの姿をステージから見つけました。その方は農業をされていて、孫がお世話になるからと、以前よく野菜などを持って来てくださっていたのです。昨年脳梗塞を患われたらしく、しばらく入院されていたとか。ぱっと見は全然変わっていらっしゃらない様子でした。しかし、気になったので思わずその方に目が行っていたのですが、確かにずうっと無表情でした。今日はお話をする暇がありませんでしたが、確か私の母と同年代だったはず。以前は明るくお話されていたのに、今日のあの様子を見て何とも言いようのない悲しい気持ちに襲われてしまいました。 フラの時の笑顔が最初はなかなか出来なかったのですが、最近は自分でも自然に笑顔が出るようになったと思います。一昨日と今日、お年寄りにも笑顔になっていただきたいという思いで踊ってきたのですが、何を見ても聞いても、何も感じないようになってしまったら、寂しいです。もちろん病気であれば若い人にでも起こり得る現象です。そういう様子を近くでいつも見ているご家族にとっては、もっと辛いことでしょう。 一昨日、今日は曲ごとに衣装を着替えて踊りました。お年寄りが帰宅して、「今日のフラダンスは衣装もきれいで良かった!」と、ご家族に報告する方が何人いらっしゃるのでしょう。いいえ、口に出して言わなくてもいいのです。披露した曲や私達のフラの事が心の隅っこにでも残っていれば幸い。その方の脳裏に残っている事を私は知る事は出来ませんが、一瞬でも「楽しい!」とその時思ってくだされば、とそれを願わずにはいられません。 94歳で他界した私の祖母の事を思い出します。デイサービスなどでの出来事は帰ってきたら忘れてはいましたが、フッとした折に急に思い出したりして、「あれがキレイだった」とか「あの歌は上手かった」とか、以前見たり聞いたりしたことを話し出したことがありました。 健康に歳を重ねることは本当に難しい事ですが、今日はっきり思えました。 思い上がった考えかもしれませんが、笑顔で踊り、見ている方も少しでも楽しい気持ちになっていただければ、と。 私は他人の為にも、自分の為にもフラを続けていこうと! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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