|
|
|
2008.08.31
テーマ：北京オリンピック！！(505)
カテゴリ：その他のスポーツ
夕べＮＨＫスペシャルで、北京オリンピックの柔道の金メダリスト石井慧選手をやってました。これは以前に放送したものと、オリンピック後のものをプラスしたものだったけど、それを観て、そして、もう一つ先日偶然に観た東京オリンピックの記録映画をちょこっと観て、それでやっぱり書いておこうと、ちょっとしつこいですが又オリンピックのトピックです。 石井選手は、本人も斉藤監督も言っているけど、元々一本がとれるような選手ではないんだとか。それで自分のスタイルを探し、結局行き着いたのはいわゆる「JUDO」なんだとか。石井選手はとにかく練習をします。努力家です。世界の選手達と戦い、技の練習もきちんとやり、どうしたら勝てるかを研究して、その成果を見事に披露して金メダルを獲得しました、結果を出した。結果が全てだから、もし、石井選手が負けていたら叩かれただろうし、勝ったから石井のやり方が良かった、と賞賛されているのでしょう。昨日の番組のタイトルも『日本柔道を救った男』でしたから。彼は「強い者が勝つのではなく、その流れに速く順応出来る者が勝つ」と言っていましたっけ。 勝つためには「柔道」ではなく「JUDO」をやらなきゃダメなのね。どんな技をしかけてこられてこようと、その対処法を考えればいいのでしょうし、今回きっちり一本勝ちしている選手もいる。でもそれは「柔道」でした。 石井選手も準決勝までは積極的に行ってましたね。決勝戦では、決して無理をせずに、と言う事で後半は防御一方でしたね。 最近のオリンピックを含め柔道の国際試合を見てると、ちっとも面白くない。まともに組もうとしないし、タックルのように足を狙ったり、何かよくわからないけど背中から手を回して組もうとしたり、まるでレスリングを観ているような錯覚に陥る事もしばしば。 「柔道」に拘るな、「一本」に拘るな、と言う声が聞こえてきそうですが、元々の柔道の理念は勝負に関係ないところの精神鍛錬だったはず。オリンピック種目になった事から今の流れになっているのでしょう。そして、石井選手のような人が出てきて実際に勝つ、外国人選手も彼を強いと認める。日本の柔道界もそういう流れになり、世間もそれで良いと認め始め、そして、もう柔道の理念なんかどこへやら、何でも有りの格闘技になってしまうのですね。 そうなったら、完璧私は観なくなる。 「JUDO」に魅力無し。 剣道が何故オリンピック種目にならないか？日本剣道連盟が断固反対しているのだそうです。オリンピック種目になったら、今の柔道が辿ったのと同じ道を辿り、剣道の精神を失くしてしまうから。 賛成！！ 剣道は絶対にオリンピック種目になんかならなくていい。競技人口を増やすためにはオリンピックで試合が行われれば、それは格好の場なのでしょうが、それでそののち、どこを打っても、突いてもいいようになり、カラフルな小手、面、胴、道着を身につけるようになっていくかもしれない。今の柔道の変遷を見ればなりかねない・・・コワ～ッ！ 韓国が剣道の発祥地は韓国だ、とか言って、クムドなるものをオリンピック種目にする運動をしているとか・・・。 剣道の発祥は日本だよ！！ 子供の頃から、私の周りには剣道をしている人がいっぱいいて、出身高校が剣道の強豪校だったこともあり、昔から試合もたくさん観てきている中で、普段いい加減なようでいて、でもどこかビシッと筋の通った剣道人をたっくさん見てきているから、その人達は勝敗だけでなく、その理念をちゃんと学んで稽古をしていたのを知っているから（少なくとも私の周りの剣道少年、少女達はそうだった）、そんなクムドなるものが剣道面してオリンピック種目にでもなったりしたら我慢ならない！クムドに剣道の精神があるのでしょうか？おそらく勝敗に拘るクムドでしょッ！ 日本は黙ってないできちんと反論するべきだと思う。じゃないと、柔道の二の舞になってしまいますよ。 石井選手、「ＪＵＤＯ」の道を行くって言ってましたね。心は「柔道」を忘れずに、とも。本当に忘れてませんか？ もうひとつ。 先日偶然に「東京オリンピック」の記録映画を観ました。観た、と言ってもほんの10分も観たかな～？あまり面白いテレビをやっていなかったのでチャンネルを替えていたら、何だか随分古い映像が。ハードルの女子選手を映していました。新聞のテレビ欄を見ると、「東京オリンピック」と。これが市川昆監督だと知った時から観たいと思っていた作品なのですが、観始めた時にはもう時間が随分過ぎていて、ショック・・・。 そうしたら、体操競技に場面が変わったのです。 チャフラフスカ・・・有名選手です。写真は見たことがありましたが、映像を観るのは初めてでした。そして数人の外国人選手たちの映像も。おそらくその時活躍した選手たちなのでしょう。今の女子選手は小さくて、細くて、大技をやるのにいかにも便利そうな体型で、その為に年齢詐称疑惑が起こるほど低年齢化しているのに比べ、当時の選手たちはちゃんとメリハリのある体つきで、大人の女性のエレガンスが漂っています。 男子選手は、金メダルを獲った事もあるでしょうが、日本人選手の多くと、数人の外国人選手が映されていました。男子選手の演技はスローでしたが、んー、美しい！別に日本人選手だけが美しい演技をしているのではなく、そこに映った選手たちはみんなひねり等の技の時も脚も、つま先もきちんと伸びて、「きれいだねー」と子供達と観ていました。 大技をバンバン入れたら余裕が生まれないからきれいな体操はできませんね。体操も、フィギュアスケートみたいに、技を入れる回数の上限とかを決めればいいのにって思います。それ以上やったら減点など。ほんっと、今のままでは体操は雑技になるから。 国際体操連盟が体操競技の理念を忘れて、美しさは二の次、大技を入れろ、となり、勝つために日本体操協会もその方向へすすみ、どんどん雑技団員のような選手が増え・・・そうなってしまうんじゃないか・・・そうなったら、 そんな雑技如きの体操なんて私はもう観ない！ ちょっと熱くなりましたでしょうか？？ 乱暴な言葉遣いになってしまったかもしれませんね、あしからず。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[その他のスポーツ] カテゴリの最新記事
|
|
