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2008.10.16
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カテゴリ:イギリス映画
チェ・ゲバラの革命家への道を動機付けたとも言える、彼の南米大陸横断の旅をもとにした映画。


1952年アルゼンチン、ブエノスアイレス。若き医学生エルネストは、年上の友人アルベルトと南米大陸横断の旅に出る。アルベルトのおんぼろバイク「ボデローサ号」と僅かなお金と装備だけの旅。彼らの行く手にはいろんな困難が待ち受ける。



経済的に裕福な医学生の気ままな旅。バイクが壊れたり、ロマンスがあったり、マチュピチュなどの有名な観光地を訪ねたり、と気楽な珍道中が繰り広げられるのですが、途中から下層労働者に出会ったことや、ハンセン氏病患者との出会いから、南米の現状を深刻に捉え始める後半へと移って行きます。

ゲバラ本人も幼い頃からの喘息持ち。旅の途中でも発作が起きひどい症状になりながらも無鉄砲な部分があります。彼の両親は彼の喘息の療養に良い土地を求めて数度引越しをしたといいます。彼自身も裕福ではありながら、そういう病気を抱える身として、とても明るく能天気なように見えていて実は心の奥である種のコンプレックスを抱えていたのではないかと思います。

そんな彼が南米の貧しい一面を見た。それは南米全体にはびこる、今まで自分の知らなかった世界だった。そういう彼がその後に進んだのがマルクス主義の革命家の道だったのです。

ゲバラのその後に進む道については、それに賛同するとか共感するとか言う事はありませんが、ノンポリの一学生が一つの旅を通じていろんな事を感じ、社会に不満を持ち、そしてその後キューバ革命をカストロと共に指導していくチェ・ゲバラと言う人の核の旅、という事を考えると、とても面白い映画でした。

ゲバラを演じたガエルがいい。


THE MOTORCYCLE DIARIES / DIARIOS DE MOTOCICLETA
2003年
イギリス、アメリカ、ドイツ、アルゼンチン、ペルー
監督:ウォルター・サレス
脚本:ホセ・リベーラ
原作:エルネスト・チェ・ゲバラ
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ロドリゴ・デ・ラ・セルナ、ミ
ア・マエストロ  他



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Last updated  2011.06.20 22:15:15
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ETCマンツーマン英会話@ Re:『マイ・レフトフット』(05/09) 『マイ・レフトフット』を調べていてこち…
hoshiochi@ Re:☆君を想って海をゆく☆(03/18) はじめまして、こんばんは。私もこの映画…
Maria@ 残念ですけれど… まだまだ未読の映画レヴュー…少しずつ読め…
伊場拓也@ Re:Somewhere in time!(03/24) 同じ思いかも?考え所ですかね。
こぶたのベイブウ@ Re:Somewhere in time!(03/24) リラさんのブログ、今まで楽しく読んでい…

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