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テーマ:フィギュアスケート(3628)
カテゴリ:フィギュアスケート
良かったー!浅田真央ちゃん、全日本優勝、そしてオリンピック出場、おめでとう!! それにしても夕べは本当に素晴らしい競技会でした。四年前の全日本でも固唾を呑んで観ていて、あの時も誰がオリンピックに選出されるか分らないような白熱した試合でしたが、今回はそれを上回る素晴らしい全日本でした。おまけに真央ちゃんの演技が気になって、気になって・・・
真央ちゃんはショートはやっぱり『仮面舞踏会』で、私的には去年フリーで使った曲を今年ショートで使うというのはあまり・・・。でも、前回、前々回の試合で観た浅田真央のショートとは今回は違いましたね。トリプルアクセルはダウングレードだったみたいだけど、それでも彼女は自信を持って滑っているのがよく分りました。久しぶりの試合で、きっと緊張したのだろうけど、その割には良かったと思います。ただ、もっともっと滑り込んで、主人公の気持ちになって演技して!まだ伸びしろがあると思います。
そして昨日のフリー。祈るような気持ちで観ていました。 先日も書きましたが、『鐘』のフリーを最初に観た時「これは~・・・???」と思いました。これでいいのか・・・と。ものすごく重厚で難解そうな曲。しかし、難解な曲は滑り込んで完璧なものになった時は、わかり易い曲で滑った時の何倍も伝わるものがあるし、感動も何倍にもなるのはわかっていましたから、真央ちゃんがどこまでこの難曲を滑りこなせるのか見てみたい、と言う気持ちもありました。 アイスダンスのトービル&ディーンの『ボレロ』をサラエボオリンピックで観た時のあの感動を知っていますから。 バレエの曲ではあるし、映画『愛と哀しみのボレロ』でジョルジュ・ドンが踊ったのを観て感動したのですが、私にはあれも難しい曲だと思えるのですが、その難解な曲をアイスダンスで、彼ら2人が同じ方向を見つめ、時に見つめ合い、曲がドンドン大きくなっていくと共に彼らの動きも激しく、しかしピタリと調和する様。そしてフィナーレの瞬間鳥肌がバーっと立ち、ウルウルしたのを昨日の事のように思い出します。衝撃的なアイスダンスでした。
そして昨日。 感動でした。真央ちゃんが滑り終わった時フワッと鳥肌が立ちました。この二ヶ月間、毎日いろんな事を試しながら練習してきたのでしょう。魂のこもった『鐘』でした。そして、ミスをしないと言うのがいかに大切か、と言うのを改めて思い知った気がします。一つでもミスがあれば観る側の感動具合ももう少し落ちていたのではないかと。昨日の真央ちゃんはジャンプが巧く行った為に他の要素も思いっきり、しかし丁寧に。そしてだからこそ、気持ちが入ったのではないでしょうか。目とか手とかだけじゃない、体中で表現していました。これこそが本当のアスリートのフィギュアスケーターだと思うのです。そしてそれが観客にも伝わり感動を呼ぶ。
無理をしない勝つためのプログラム構成で臨み、それをものにしました。大きな挫折を味わってもよりパワフルになって復活しました。 でも、私は正直まだトービル&ディーンの『ボレロ』の時のような鳥肌の立ち具合ではありませんでした。点数は国内大会にありがちな高めの点数が出ましたが、もっと滑り込んであの曲を表現できて完璧に自分の世界を作り上げれば、オリンピックでは更なる高得点も出るのでは。。もっとすごい『鐘』になりそうな気がします。
一つ欲を言えば、真央ちゃん、コスチュームは替えた方がいいと思う。ショートもフリーの衣装もフリフリし過ぎ。ブルー系の衣装が金メダル、のジンクスはそんなに気にしなくてもいいと思うけど、少しでも気になるんだったらブルーにすればいいし。確か、長野のタラ・リピンスキーからブルーだったと思うけど、そんなの今回で変えるわよ!くらいの気持ちでそのジンクスを打ち破るのも見てみたい気もするなァ。そうじゃなくちゃ、出てくる選手みんなブルー系、そんなのがずっと続くなんてちょっと飽きてしまいますけど。 いやァ、もう早速気持ちは金メダル。それはまだ早いと思いますが、その位の気持ちは真央ちゃんはもちろん持ってますが、応援する身にもなれば、絶対に彼女に金メダルをかけてあげたいです!
真央ちゃんは四大陸にも出るそうで、強行スケジュールは心配ではあります。オリンピック前に世界の審判の評価をもらいたいのもわかるけど、どうなんだろう? あとは怪我をせず、万全の体調でオリンピックを迎え、オリンピックを楽しみ、他の選手の事は気にかけず、ただ自分の演技に集中するのみ! そうしたらきっと表彰台の真ん中に立てる。大丈夫。あなたなら出来るよ!
安藤美姫選手は昨日の滑りは?でしたねぇ。途中からやる気が無いように見えていたのは、スタミナ不足のせいだったのか?早目に代表に決まっていたと言うせいもあるのでしょう。でも、オリンピックは経験しているのだから、いろんな面で余裕を持って臨めるでしょうね。今回衣装を7着も作ったらしいですが、昨日のも斬新でした。でもモロゾフはきっとブルーを着せたがるのだろうな。フリーのクレオパトラをモチーフにした曲は、彼女に本当に合っていると思います。
そして、注目だったのが(真央ちゃんは絶対に行けると信じていたので)、もう一枠が誰になるかと言う事。中野選手にも鈴木選手にも本当に両方行かせてあげたい!ってショートが終わった時も思ったけど、フリーの後は特にその思いが強くて。4枠あれば良かったのに・・・。それもあんな僅差で・・・。どちらが勝っても嬉しい、どちらが負けても悲しい、そんな気持ちでした。中野選手が可哀想で仕方なかったけど、これがスポーツの厳しさなんですね。日本女子の層の厚さが逆に恨めしい感じがしたほどでした。 でも、中野選手は世界選手権への出場が決まりました。4年前と同じ結果になったけれど、中野選手どうか世界選手権ではオリンピックに出られなかった思いをぶつけて素晴らしい演技をしてくださいね!
鈴木明子選手は本当にダンスが巧い!リズム感抜群。音楽をバッチリ捉えて思わず目が釘付けにされてしまいそうです。そして一緒に踊りたくなってしまう。選曲もいいし、振り付けも彼女の良さを引き出しています。体中で音楽を表現できる素晴らしい才能。この調子を持続してオリンピックに臨んでほしいです。昨日はジャンプのランディングがちょっとぎこちないと思う箇所が何度ももあったけど、スムーズだったらよりいいんじゃないのかと思うのですが。でも、きっとオリンピックでは観客が乗ってくるだろうなァ。
日本選手は自分に納得の行く、観客にも納得させる演技をすれば良いわけです。それがいかに難しく、大変な事かはわかっていますが、最近のフィギュア界の怪しい噂を払拭というより、それにめげずに彼女達にとって納得の行く完璧な演技を目指して欲しいです。 技術的な事は詳しく知りませんが、音楽に乗ってるか、とか目線とかコスチュームとかその辺はわかるので勝手気ままに書きました。でも、それだってあくまでも私の好みです。だから、フィギュアスケートの採点はどうにでもなるかも?とか疑惑がついて回るのでしょう。
何はともあれ、オリンピック出場おめでとう!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.03.15 16:13:22
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