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テーマ:大好きな映画(8)
カテゴリ:日本映画
昨年のアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞した作品。 短編映画や短編アニメはあまり観ないのですが、昨年のアカデミー賞受賞で気になる存在に。先日のWOWOWで観る事が出来ました。 海の上にに建つ家に1人住むおじいさん。海面がどんどん上がってくるので、それに伴いレンガを積んで、家を上へ上へと建て増し続けていくのです。 もちろん、最初は普通の平地に家は建っていたのですが、数十年をかけて海面は上昇し、おじいさんのつみきのような家もどんどん高くなっていく。 ある時愛用のパイプを落としてしまい、それを取りに海へもぐるとそこには、かつておばあさんや娘達と暮らした部屋が…一段下の部屋は、年老いたおばあさんを看病した想い出が、その下にはおばあさんと二人仲むつまじい想い出が。下の階に潜って行く毎に若い日の想い出へと移っていき、一番下は幼い頃のおじいさんとおばあさんが とっても柔らかな色彩の中で繰り広げられる、やさしい想い出と温かな空間。今は一人ぼっちのおじいさんのそれぞれの時代の、それぞれの想い出に包まれて、だからどんなに海面は上昇しようともそこを離れられないのだなァ。 わずか10分強の映画ですが、いろんな事を語ってくれます。 加藤監督はアカデミー賞を現地で受賞、スピーチされましたが、監督のお人柄が滲み出ているような作品です。 ちょっぴり寂しく、かなしい、でも、あたたか~い気分になれます。 つみきのいえ/LA MAISON EN PETITS CUBES 2008年 監督:加藤久仁生 脚本:平田研也 音楽:近藤研二 pieces of love Vol.1 つみきのいえ(DVD) ◆20%OFF! つみきのいえ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.03.03 16:58:54
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