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テーマ:フィギュアスケート(3628)
カテゴリ:フィギュアスケート
長久保コーチが真央選手のジャンプコーチになった時、ジャンプの矯正に2~3年かかるかも知れないと言うことと、批判は覚悟している、と仰っていたし、夏のアイスショーなどで真央ちゃんを観た時に実際そうなのだな、と感じていたし、今シーズンは表彰台は無理なのかもしれないと思っていました。そして、ジャパンオープンと今回のNHK杯でその現実を突きつけられた思いでした。 だけど、これはあくまでもソチを見据えて今やらなければ、と真央ちゃんが下した判断。私はあらかじめ覚悟は出来ていたのでそんなにショックはありませんでした。それよりも、ジャンプの矯正というのは本当に大変な事なのだと改めて実感しました。 NHK杯は辛い思いでしたが、ジャンプ以外でも真央ちゃんのスケーティングはやはり美しくて。でも、やはりあれほどミスジャンプが続くと全体的な印象が落ちてしまいます。それでもPCSがとても高かったのですよね。その辺はちょっと疑問も持ちました。トリノの世界選手権でキム・ヨナのあんなにヨレヨレのフリーでもPCSが高かったのが不思議でしょうがなかった者としては、今回も同じ気持ちが過ぎった。だけど、やっぱり何といっても彼女のスケーティングが大好きです。特に、今回初めて観たSPは好きだなー。フリーより好きかも。何箇所かツボの振りがあるのだけど、やっぱりタラソワさんのこの手の曲の振り付けはいい。 それにしても、『豊の部屋』で樋口先生が真央ちゃんを前にあんなに泣いたのを観たら、こっちだって泣けてくるではないですか。優しい先生だ。そして太田由希奈ちゃんのインタビューも真央ちゃんをリラックスさせていたし、ゴールドのアイシャドウをした真央ちゃんはとってもきれいだった。20歳になって本当に大人っぽく、どんどんきれいになってきてステキです。 20歳になってのジャンプの矯正というのは、傍で考えるよりずっとずっと難しい事なのだろうけど、その決断をした真央ちゃんの考えを尊重したいし、いつまでかかっても待ちたい。でも、彼女は何だかそれをしっかり身に着けて、意外と早く戻ってきそう泣きがするのだけど。 でも、本当にあせらないで、じっくりとやって欲しいと心底思います。 樋口先生と由希奈ちゃんのほんわかとした雰囲気のインタビューは、選手たちを和ませてくれました。由希奈ちゃんは、オリンピックの時もそうだったけど、何気なく琴線に触れるような言葉をかけてくれる人ですね。 そして刈屋アナウンサー。私がこの人に注目した初めての実況は、アテネオリンピックの男子体操団体戦のあの、「栄光の架け橋だー」でした。『ほぼ日刊イトイ』でそれらの事についてのインタビューを読んだ事があるのですが、あの「栄光の架け橋」のフレーズもそして、トリノの荒川静香の金メダルの時の「トリノの女神は荒川静香にキスをしました」のフレーズも、もちろんそれ以前の経験も含め本当によくその競技を勉強して生まれた言葉なのですよね。やっぱりNHKのアナウンサーはそこが違うのよ。最近はNHKの番組自体もアナウンサーも少々民放化している部分はあるのだけど、なんか違うんだなあ。もちろん民放にもいいアナウンサーはいるけど、根本的に何かが違う。世界選手権もフジなんかじゃなくてNHKがしてくれないかしら。 村上佳菜子ちゃんが思いっきりやってくれました。SPの勢いのままフリーに行くかと思っていたら、そこはちょっと期待はずれでしたが、素晴らしいシニアデビュー戦でした。とにかく今は何も怖いものなしの時期ですからね。私は彼女が12,3歳の頃から思っていることがあるのだけど、素顔だと本当にまだあどけなくてかわいい顔してるのに、化粧をすると大人っぽいと言うよりふけ顔になるのだよね。彼女の事を「キム・ヨナに似ている」なんて言う人がいますが、それは違うでしょ。どちらかと言えば、伊藤みどりやスルツカヤタイプじゃないのかな。 スケートカナダについてとっても腑に落ちない事があったんだけど、それは又次回。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.11.03 00:09:09
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