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テーマ:フィギュアスケート(3628)
カテゴリ:フィギュアスケート
優勝は安藤美姫選手。おめでとうございます。 今シーズンは調子良いですねー。特にフリーは鉄壁。試合毎にレベルを上げてきているようですが、とにかく今自信をもって滑っているのが演技中でもわかります。ルールを熟考し、練り上げられたプログラムなのでしょう。以前から調子が良い時は特にジャンプはまっすぐな軸で、速い回転で素晴らしかったのですが、昨日はスピンも素晴らしかったです。体の調子はあまりよくなかったみたいですが、それでもきちんとやるべき事をやれて、ノーミスで滑れるというのは心身ともに充実しているのでしょうね。フリーではやはり私がいつも感じる、途中で「今練習中じゃないよ」と言うような部分(つなぎの部分の姿勢の悪さや滑りがおろそかだと思うのです)はありますが、昔はブンブン振り回していた腕の使い方が柔らかくなったし、表情も柔らかい。特にショートでそれを感じました。成熟したプログラムと大人の女性の演技でした。彼女はこのままワールドでも突き進むのか? 真央ちゃんにそれが無理(今シーズンはジャンプの矯正中でやむを得なく、と言う意味で)なのなら、是非美姫ちゃんに優勝してもらいたいです。 鈴木明子選手。ジャンプが不調でしたね。今シーズン完璧な演技がなかなか観られませんでした。シーズン最初の方は良かったと思うのですが… ショートの『ジェラシー』もフリーの『屋根の上のバイオリン弾き』もとても好きなプロだし、それこそ完璧に滑れたらあっ子ちゃんの表現力を持って素晴らしい演技になるはずでしたが。シーズンを通して、又何シーズンもずっと好調であり続けると言うのはなかなか出来る事ではありませんね。あっ子ちゃんの試合は今シーズンはこれで終わりましたが、まだまだ彼女の演技を観たいです。来シーズンを楽しみにします。 アメリカの三選手。今回はレイチェル・フラット選手を抜いて長洲未来ちゃんが3位になりました。気合の入った演技でした。フラット選手も素晴らしかったし、甲乙付けがたい3位と4位でした。でも、「世界選手権に私を選ばなかった事を後悔させたい」と言っていた未来ちゃんの気迫がその分上回ったのかもしれません。 アメリカ選手全員に言える事ですが、とにかくみんなスパイラルが美しい。アメリカ女子選手の伝統とも言えるのでしょうね。日本でスパイラルの美しい現役選手は真央選手が群を抜いていますが、今回出場のアメリカの選手たちもみんな素晴らしいスパイラルを見せてくれました。その中でも特に美しいのはアリッサ・シズニー選手です。彼女は今回ジャンプが不調でしたが、それでもエレガントで、コスチュームも曲と調和していて素晴らしかったです。未来ちゃんは今回は東京のワールドに出られないのが本当に残念です。フラット選手、やっぱりいかにもアメリカ的なフィギュアスケーターですが、どう見ても18歳には見えないんですよね。もう子供が2,3人いそうに見える。髪を切ったら特にそう思えてきました。 先日の放送で、ヨーロッパ選手権の模様も放送されましたね。フィンランドのキーラ・コルピは本当に美しく、エレガントで又今シーズンは絶好調ですが、世界選手権では「表彰台を狙う」と言っていました。と、ここまでは良いのですが、「私に勝てる選手はそう何人も(多くは?)いないと思う」とも言っていました。まあ、自分を鼓舞すると言う目的もあるだろうし、自慢する文化のある外国人選手ですから多少大げさな表現もあるのでしょうが、正直「私に勝てる選手はそう多くはいない」って事は…。ヨーロッパにはコストナーやマカロワもいるし、今回の四大陸を観ていたらコルピ選手に勝てそうな選手はいっぱいいるのではないかと思いましたよ。 さあ、東京の世界選手権はもうすぐ。本当に楽しみになってきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.02.21 22:29:17
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