テーマ:心の病(7246)
カテゴリ:うつ・不安障害
ダブル・バインドの呪縛を見抜け!https://welq.jp/11106 より ダブル・バインドとは、親子関係やモラルハラスメントやパワーハラスメントと深く関係するコミュニケーションの形態です。日常的に使われることで被害者は統合失調症などの精神疾患を発症することがあります。 ダブル・バインドはベイトソンという人類学者が「統合失調症」の子供を持つ家庭を調査している中で発見したコミュニケーションパターンのことです。 ダブル・バインド、日本訳では「二重拘束」といわれており、ダブル・バインドというふたつの矛盾した命令を親から指示された子どもが、年齢的にその矛盾を親に指摘できないのをいいことに子供は親に服従せざるをえないという状況を作ることで、心が病んでいくことです。 ダブル・バインド「第一次禁止令」として「こういうことはやってはいけない」(でなければ罰する)という命令が発動されます。では用心のため具体的にどういうことをしてはいけないのかを聞くと「そんなこともわからないのか!」と罰が下ります。 ダブル・バインド「第二次禁止令」として「お前のために言っているんだ!黙って聞け」(でないと罰する)という命令が発動されます。指示に従わないことを禁じ、その指示に対する異議申し立ても禁ずるという二重の禁止令で拘束します。 ダブル・バインドから逃れる方法は、支配者から逃げることしかありません。しかし支配者はこの関係を維持しようとあらゆる手段に出てきます。 こうしたダブル・バインドを受けて統合失調症になる子供は、少なくありません。やっている本人も気づいていないどころか、やられている被害者である子どもすら自分がダブル・バインドが原因で統合失調に陥っていると気が付かないことが多いのです。 ダブル・バインドによる支配が続くと、精神的にさまざまな障害があらわれてきます。たとえば言葉に表されていない意味にばかり偏執したり、逆に言葉の文字通りの意味にしか反応しなくなります。またコミュニケーションそのものから逃避するといった行動が目立つようになります。 親は子供に「〇〇してはいけない」という禁止命令を出します。もし守らなければ罰するという禁止命令です。つまりこれで子供をコントロールしようとします。ここで子供が不満や矛盾を感じて文句や意見を言おうとすると第二の禁止命令が発動されます。 ダブル・バインドによってコントロールされ続けた子供は、なぜ叱られたのかという疑問すら持てずにモヤモヤしながら、さらに泣きたいという感情すら抑え込んで必死で明るい自分を演じます。 このダブル・バインドを無意識にやっているのが親です。自分の生き方に自信がない親は、世間の常識に自分を合わせることで安心感を得ようとします。そして自分が不安になりたくないために、子供にもその常識を強いろうとします。 ダブル・バインドで支配しようとする人間のメッセージの真意を考えてはいけません。なぜならそこには何らメッセージ性のないもの、つまり支配するため、叱るためだけの内容しかないからです。
・・・私のストーリーが、ここにありました。 「本当の私」は、一体どこへ行ってしまったのでしょうか? 「私」は、何者?
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