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カテゴリ:仕事のこと
仕事の中の自然体験プログラムで、夏休み中の夜はナイトハイキングをやっている。
このプログラムの難しいところは、何もない森の中を、さも何かあるように期待感を持たせながら、なおかつ何もないのに期待に応えなければならないところ。 お客さんから「ナイトハイキングって何が見れるんですか?」って問い合わせが多いのだけど、ほとんどの人は、夏の夜=カブトムシ・クワガタムシなを期待してるんですね。 実は、清里という場所は、標高が高いのとクヌギの木がほとんど無いので、甲虫類が少ないんです。 まぁ、それに居たとしても仕掛けでもしておかなきゃ、お客さんが期待するほど、採れるわけ無いですし。 そこで、問い合わせに答えるのが、難しい。 「運が良ければ、甲虫類も採れるし、動物も見られますねぇ~。」とセールストーク。ただ、あまり期待を持たせると、あとで困ることにもなるので、適度な期待を持たせる程度に玉虫色の答え方をするわけです。 しかし、実際に参加してもらった場合、期待以上におもしろかったと思わせないと、楽しんでもらえないので、本当は何もないのだけど、さも何かあるように、楽しんでもらう話術が必要になってきます。 そういう意味では、ガイド業というのはエンターティナーでなかればならないんです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.07.19 00:22:08
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