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2006.11.16
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カテゴリ:自然のこと
エコツアーの定義って難しい。
あるサイトによると

(1)ただ自然を楽しむだけでなく、自然の理解を深める学びの機会であること
(2)人間が自然に分け入ることによる自然へのインパクトが最小限であること
(3)エコツアーが機能することで、全体として環境の保護が進展すること

これを見る限りでは、大手旅行会社がエコツアーとして販売してる旅行は、エコツアーとはいえないかも。

(1)に関して言えば、その地域の自然に詳しい人のガイドやガイダンスが必要になるでしょう。
(2)に関して言えば、少ない人数で実施が望ましい。
(3)に関して言えば、参加者には作業であったり、金銭的な義務が生じる。

つまり、旅行自体のコストも上がるし、参加のためのハードルも上がる。

世の中の多くの人が環境について気にし始めていることは間違いない。
でも、その心情につけ込むのがエコという言葉。
エコというのは、ある意味免罪符的な流行言葉な気がする。
エコという言葉かつけば何でも環境に良いと。
そのもの、ことの本質を見ることもなく、エコという言葉がつくことで安心してしまう。日本人の性だろうか。

企業もそのことをよく知ってるが故に、根拠もなく「売る為に」エコという言葉を使う。

日本エコツーリズム協会という団体があるけれど、その説明には

「21世紀は環境の時代と言われています。一方、異なった風物に触れその土地固有の自然や文化 を楽しむ観光旅行は、生き甲斐を求める現代人にとって、もはや不可欠な生活の一部となってまいりました。」

と、ある。
大手旅行会社が参加する協会では、この程度の表現が限度。
あくまでも「観光旅行」なのである。
儲けるためには、数が必要なので、ハードルを高くするわけにはいかないのだ。
それだけ消費者の意識が低いと言うことなのだ。

本当の意味で環境立国を目指すのであれば、学校において環境教育を推進しなければなるまい。










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Last updated  2006.11.16 23:56:00
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