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カテゴリ:自然のこと
話題本「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」
結構、強烈な内容でしたよ。 マスコミ・行政の言うことには、必ずウラがあると考えなければいけないなぁ、と思いました。 大騒ぎするウラには、儲けようとする誰かがいる、マスコミ?業者?業者と癒着する行政? 特にリサイクルに関しては、びっくりです。 「分ければ資源」と刷り込まれて、一生懸命分別しているにもかかわらず、実態は「サーマルリサイクル」という言葉を使い、焼却処分している事実。 日本において、ペットボトルのリサイクル率が高いのは、実際には焼却して熱回収する「サーマルリサイクル」がリサイクルに含まれるためだという。 単に燃やすだけなら焼却処分だけど、お湯を沸かしたり熱回収すればリサイクルというのは、どうも納得できないと思うのは僕だけだろうか。 家の中で置くところに困りながら分別して、結局は燃やされるというのはどうもなぁ。 人の良心を踏みにじる行為のような気がする。 筆者の言うところでは、それに環境に一番良いのは、全部分別せずに燃やすこと。 そして、環境問題でよく言われる海面上昇。 これも意外に誤解が多いのは確か。 北極の氷が解けて海水が増える? そんなわけがないのは、よく考えれば当たり前だけど、自分を含め結構みんな騙されてる。 コップの中に入れた氷が解けても、水が増えるわけはない。 中学校で習うアルキメデスの原理。 確かに、水面ではなく、大陸の上に乗ってる氷が解ければ、数十m海面上昇して大変なことになるけど、南極の氷が解けるには地球の平均気温が十度くらい上がらないと無理なような気がする。。(^^; http://www.adm.kanazawa-u.ac.jp/ad_koho/nankyoku/QandA_kion.html もっとも、気温が上昇すれば山の氷河などは溶け出すし、熱膨張で体積が増えるので、少しは海面上昇するのだろうな。 ICPPの報告では、2100年に今より1m前後上昇するという予想が、50cm前後に下方修正されたようだ。 いずれにせよ、マスコミや行政が流す環境問題は一回は疑ったほうがよさそうだね。 かといって、この本の内容も真実ではないと思う。 データが結構めちゃくちゃ。 南極の平均気温が-50度???そんなに寒いわけない。(^^; 筆者は結構天邪鬼かも? 何が真実か?は自分で調べるしかなさそうだ。 「不都合な真実」を見た人は、対比して読んでみると面白いと思う。 確かに、アル・ゴア氏にとっても「不都合な真実」はありそう。 でも、真実かどうかはともあれ、本書の内容で一番現実味があって、怖いと思ったのは、数十年後石油がなくなったとき、日本は大変なことになること。 石油がなくなれば、工業製品も作れないし、運べないから売れないし、農作物も輸入できない。 ビニールハウスもなくなって、農業機械も動かなくなって、生産効率も下がるし、トラックも動かなくなれば国内での輸送も困難になる。 食料自給率30%の日本はどうなるだろうか? 江戸時代のような生活になる?いまさら、戻れるか? しかし、皮肉なことに、そうなると地球温暖化問題は消滅してしまう。(^^; 日本にとっては、石油がなくなっても大丈夫な技術を考えるのが最優先だと思う。 子供達のためにも。 日本なら、それが出来そうな気がするのだけど。。。期待しすぎか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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