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栗本薫作品の超大作サーガ グインサーガシリーズ 第121巻
サイロンの光と影 文庫版 が発売された。 第一巻「豹頭の仮面」発売が1979年 当時私は地方の小都市に住む高校生でした。 アイザック・アシモフ 眉村卓 星新一 ロジャー・ゼラズニイ アーサークラーク 小松左京など 手当たり次第読んでいました その手に停まった一冊だったのです 当時から全巻100巻などといっておりましたが いつのまにか120巻を超え 外伝だけでも本編とは別に21冊! きちんと構成された中世もしくは古代ローマを思わせる世界観 戦乱のなかに突然現れた 主人公の 冒険活劇 いまこの121巻を読み終えて やっと外伝1「七人の魔導師」の時間軸に近づきつつあるのを感じます。 ということで昨日から再読を始めた七人の魔導師 気がついたのは 両作品における キャラクターの描写が微妙に違うこと まず、主人公 ケイロニア王となったグインの王妃 シルウィア (確か最近はシルヴィアになっていたような?) 外伝1「七人の魔導師」では、 == 美しい、ほっそりと白い--だがいかにも驕慢な侮蔑にみちた、 黄金色の髪をたかだかと結いあげた女の、卵型の顔が、、 ==とあり また、 父親で皇帝アキレウスを看病するように記されおり 高慢ちきな女性ではあるが、父親の看病など人のことも気にするくらい また少なくとも自分のことは面倒がみれる、おちついた様子であること 121巻「サイロンの光と影」に至るまでの物語では 彼女シルヴィアは、グラチウスの手先のダンス教師に拉致され グインによる救出、帰国 グインとの結婚 グインの出兵 そして凱旋して帰国したグインがみた彼女はとんでもない状態であり とても、いままでのあらすじから 外伝1にでてくる彼女が たとえ何年か後の姿とはいえ イメージできないこと また、その父皇帝を看病する存在 オクタヴィア姫があること 今ひとつは、、 主人公グイン 外伝1では、妻シルヴィアから厭われつつ、なかば達観し 踊り子 ヴァルーサ を愛妾よばわりし こういっている == 「俺は美しい、俺を思ってくれるし俺と並んで戦うこともできる女をひとり、 今度こそ手に入れたぞ--どうやらその女は俺の豹頭も嫌がりはせぬようだ」 == こんなセリフを121巻のグインの口からでるとは とても想像できないのであるが、、 もしかしたら 外伝1(出版は1981年)の世界に続くまで、グインとシルヴィアの 関係などには まだ少し物語りは続くのか もっとも、あのままで終わりはしないでしょうが、、 それにしても、、 はたまた、、2008年出版の121巻が向かうのは 戻ってきたようにみえて 微妙に違うパラレルワールドだったのか? だから?外伝は シルウィアで 本編最近いつからか 気がついたら シルヴィア? さても 続巻が待ち遠しい限りであります。 作者 栗本薫氏 に敬意を表し、是非是非 月刊グインを継続させ 力の限り書き続けていただきたいと思います。 ウィキペディア グイン・サーガ グインサーガ 電子書籍 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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