名古屋 割烹 安兵衛 3代目の飲み喰い日記

[安兵衛の内輪話] カテゴリの記事

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  今シーズン初アンコウが入荷しました！

  祖母のことがあった為、お店を1週間お休みさせていただいたので久しぶりに市場へ。今日の予約はないのですが、冷蔵庫はすっからかんなので、買出しは意外と大変です。マグロ屋さん、トリ屋さん、地物を扱う魚屋さん、全国の物を扱う魚屋さん、八百屋さんなど、ひととおり回った後に「安兵衛さ～ん、アンコウあるよ～」と別の魚屋さんから声がかかります。「今年は大きいのが早くから揚がってるんだわ」と、見せてもらったのが１３．２ｋｇのなかなかのもの。上から腹を押さえてみるとキモも結構大きい感じです。いつもより1ヶ月ほど早いですが、朝晩はずいぶん涼しさを感じるようになって来ていますし、あんこう鍋も開始に決定です。今日から平常どうり営業です。ご予約お待ちしております。◆今日の晩酌　天明純米10号酵母１５ＢＹ　きもとのどぶ◆昨日の晩酌　秋田県平鹿郡大森町収穫地ワイン　天明純米10号酵母１５ＢＹ　サッポロ黒ラベル　←よろしければクリックお願いします

  2006.09.04

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• 安兵衛初代女将　永眠

  暗い話ですいません。今年で開店から50年を迎える安兵衛ですが、その安兵衛とともに50年を歩んできた初代女将（私の祖母）が30日（水）午前3時4分永眠いたしました。享年90歳。戦争の時代を生きた、強く、厳しい人でした。強く、厳しすぎるゆえに家族との諍いもありましたが、常に高いプライドを持ち自分を貫く見事な人生であったと思います。戦後、満州から乳飲み子の父を抱えての帰国の苦労は並大抵ではなかったことでしょう。今の私がここにあるのは、間違いなく祖母のがんばりがあってこそと思っています。今の店舗が完成した12年前に、涙を流してそれを喜んだ祖母の姿が忘れられません。30年前に亡くなった祖父とともに始めた「料理 安兵衛」が素晴らしいお客様に育てていただき、約40年のうちに2度の移転を経て「割烹 安兵衛」となり、ここまで来た実感があったのでしょう。おじいちゃんとおばあちゃんが形にしてくれた夢は、息子である父が大きくしてくれました。初代の祖父、祖母、2代目の父、母が一貫して守ってきた方針。私も、店の形が変わってもその規模の拡大をすることなく、料理の品質のみを上げるように勤めてきた店のあり方を受け継ぎ、安兵衛の料理や空間の品質を発展させていきたいと思います。最後になりますが、祖母が今週月曜日から危篤状態になっため、既に頂いていた今週の予約をキャンセルさせていただいたことを心からお詫び申し上げます。また、今週中の新規のご予約も同様の理由でお断りさせていただきました。大変ご迷惑をおかけいたしました。そのお詫びとともに、御礼を申し上げたいと思います。おかげさまで祖母の最期を看取ることが出来ました。ありがとうございました。

  2006.08.30

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  日経おとなのＯＦＦ ９月号 ８月５日発売を見てくださいな

  税込価格：680円● 内容人生をより豊かにするオフ生活情報誌仕事も遊びも今が旬。そんなエネルギッシュでアクティブな大人のためのオフ生活情報誌。上質な「旅」「食」「遊」の情報を厳選してお届けします。記者自らが一般客となって、旅館やホテルに泊まったり、レストランで実際に食べてみたりして、本当にいいものかどうかを確認。その上で再取材を行い、記事にまとめるという手法をとっています。嘘のない信頼性の高い情報を掲載するというのが基本姿勢です。５日に出る９月号の４４ページにウチの店「割烹 安兵衛」が出ているので、よかったら見てくださいな。僕もさりげなく写っています。↑の解説ホントですよ。取材の前に覆面で食べに来ていたし、取材時の費用も払っていただけたし、取材時に用意したお料理もすべて食べれる状態。お酒も本物を注いでいます。取材後にライターの方とカメラマンの方で食べていかれました。１ページの紙面を作るのにすごーく手間とお金をかけていて、本物の情報を載せたいという方針が伝わってくる取材でした。表紙の石田ゆり子さん、素敵ですね～自分のお店が載った時の表紙を好きな女優さんが飾ってくれると、なんだかうれしさ倍増ですね。本が大好きで、こないだ読んだのが「東野圭吾」作品と書いてあり、さらにうれしくなっちゃいました。◆今日の晩酌　櫛羅（くじら）純米吟醸斗瓶取り２００４、不老泉「杣の天狗」、エビス生 　←よろしければクリックお願いします 

  2006.08.04

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  北海道からの～

  今日のお客様は北海道から。若いご夫婦と４歳のお子さんです。と、言ってももちろん態々（←わざわざ。変換したら出た。この読み書きは知らなかった。）ウチを目指してきたわけではなく、名古屋に観光に来たついでなんですが。いろいろお聞きしていると、何でもまず横浜に来て、箱根に行って、名古屋に来たそうで・・・毎年そんな感じで各地で美味しいものを食べ歩くのだとか。すごい。ウチの嫁さんは「連泊」してゆっくり過ごす派なので、こんなふうに移動しながらの家族旅行はまだしたことがありません。北海道からですので横浜までは飛行機で、後は新幹線。名古屋からはまた飛行機かな。車じゃない訳で、荷物を持って移動することとか考えると結構大変ですよね。バイタリティあるな。ウチのお盆旅行はムスメの希望で近場のキャンプ場になりそうですが、いつかこんな食い倒れ旅行やってみたいな。◆今日の晩酌　不老泉「杣の天狗」、のん気にくらしなさい（米焼酎１５年古酒）、エビス生　←よろしければクリックお願いします

  2006.08.03

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  一人で2～3時間　そのとき私は・・・

  嫁さんの実家に行ってきました。嫁さんを琴の教室に送って行き、お稽古の間、子供は嫁さんの実家の「じいじ」と「ばあば」が見ていてくれます。迎えに行くまでの、つかの間の自由時間。まずは近くの道の駅「どんぶり会館」へ。ここは器をたくさん売っているので、好きな休息ポイントの一つ。すぐ裏手には以前お邪魔した「千古乃岩酒造」さんがあります。1合徳利のいいのがないかなと思って探していたのですが、どれもちょっと微妙。これだ～！！！っておもうものは無かったですね～お燗酒の売れ行きが良かった昨冬、高級酒のお燗を中心に今年もその流れは続くと見て、良いお燗道具が欲しいのですが・・・続いて近くの酒屋さんへ。名古屋では売っていそうに無い2銘柄をチョイス。岐阜県可児市の「美濃天狗」吟醸と、同じく中津川市の「鯨波」純米。焼酎のたくさんある酒屋さんで、黒糖焼酎朝日の初留取り「南の貴婦人」があったので飲んでみたかったのだけど、もう一軒くらい器も見に行きたいので断念。ええい、小遣いが足りんワイ。その後、古本屋さんに寄ったが収穫なし。さらに道の駅「織部志野」へ。ここにも器がたくさん。さっきのところより新しく、おしゃれに展示されています。超有名な幸兵衛窯の1合徳利で気に入ったのがあったのですが、今買わねば！とまでは行かず、次回までにさらに良いのが無ければこれにしようって感じでしょうか。窯のほうでも販売しているので、買うときはそっちで買うと思うけどね。さらにさらに、もう一軒古本屋さんへ。こちらでは子供のディズニーの絵本「眠れる森の美女」と「不思議の国のアリス」を各105円でゲット！ウチの近くのＢＯＯＫ ＯＦＦで450円で売っていて、買おうか悩んだことがある本なのでウレシイ。うちの子は「眠れる森の美女」のオーロラ姫の大ファンです。子供に良いお土産も出来、器もたくさん見れて、古本屋さんも回れたし、晩酌用のお酒も買った。幸せな気分で嫁さんを迎えに帰りましたとさ。◆今日の晩酌　郷乃誉純米吟醸醇口生々　←よろしければクリックお願いします

  2006.07.30

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  雑誌の取材がありました

  先日、雑誌の取材を受けました。ウチのような家族経営の小さな店でも、長いことやっていますと年に１件くらいはそういった話があります。こういった雑誌やＴＶなどで紹介されてたくさんのお客様に来ていただいても、スタッフが家族のみである以上、十分な対応が出来ないからということで、今まで一度も取材に応じたことがありませんでした。今回は特別、というか申し込んで来た方の対応がとてもよかったんですね。取材を申し込んできたのは雑誌と契約しているフリーライターの方で、事前に覆面で食べに来ていただいていました。取材の申し込み後、すぐにこのような紙面になりますというサンプル（そのとき出ていた７月号）と企画書を持ってきて頂き、初めてでしたが安心して取材に応じることが出来ました。ウチを見たことも、もちろんウチで食べたこともない方が電話で取材を申し込んできて、断ると、何で断るのか理解できない。よければ理由を、と言ってくるような取材の申し込みもあります。“お前の店を宣伝してやるぞ”って感じです。さて、実際に取材を受けてみると、紙面づくりにもずいぶんこだわりがあり、たとえば以前ワタシが働いていた某店では、写真用のサンプルとなりますと、ものによっては火を入れなかったり、偽者（塩を着色してシャーベットとか）を使ったりするのですが、ここの方針は出来るだけお客様に出すそのままの状態で、ということでした。ですので、料理はすべて食べられる状態です。片口に注いだお酒ももちろん本物。水でも使うのかと思っていましたが・・・カメラマンのほうにもフィルムカメラで、との指定がされているそうです。デジカメでは出せない「深み」があるのだとか。ＴＶでやらせ行為が問題になったりしますが、この「日経おとなのＯＦＦ」は、そういった行為とは無縁の、まさしく「おとなの」本物志向の紙面づくり。８月５日発売です。私も出ているようですので、よければ見てやってください。◆今日の晩酌　今日は休肝日です。　←よろしければクリックお願いします

  2006.07.19

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• お店の電話

  かつて、お店にかかってくる電話の多くは問い合わせや予約であったと思うのです。それが変わり始めたのはいつ頃からでしょうか。もちろん予約を基本として営業させていただいているお店である以上、予約や問い合わせのお電話は頂いているのですが、それ以外のどうしようもない電話がここ数年増えてきました。 電話会社の勧誘、ローン会社の宣伝は多いですね～結婚する以前は宝石屋さんの売り込み電話も結構かかってきましたが、結婚して以降はぱったりとなくなりました。で変わりに子供向けの英会話教室や音楽教室の勧誘。 う～む。正確に私の履歴を把握されてますね～ホント、コワイです。個人情報の保護が声高に叫ばれる理由がよく分かります。 中でもふざけているのは自動で電話できる録音音声の電話がかかってくること。どんな勧誘であれ、こんな電話で引っ掛かる人がいるんでしょうか。同じかそれ以上に腹立たしいのは、送りつけＦＡＸ。こちらは起業セミナーみたいなのが多いかな。紙の無駄遣いなので、止めて欲しい。こういった電話、ＦＡＸは結構忙しい時間帯にかかってくることが多いんです。これらに比べたらＤＭなんてかわいいモンですよね。迷惑度がぜんぜん違うもんな。 あ、一昨年くらいから焼酎屋さん（製造元）もたまにあるなあ。サンプル送らせてくれ。気に入ったら直で送らせてくれって感じです。ブームに乗っかって増産した所なんかは、生き残りに必死なんでしょうね。暇なときは我慢しますけど、営業時間帯にかけてくるのはホント勘弁してください。スタッフがみんな部屋のほうに行っていて、私は天ぷら揚げていてってのが一番サイアクのタイミングです。こういうときの私の勧誘電話の応対は、申し訳ないですがちょいキレ気味です。もちろんお問い合わせや、ご予約の電話にはそんなときでも丁寧に応対いたします。え、天ぷらどうするのかって？もちろん、揚げながらの応対になってしまいますが・・・<m(__)m>でも、どちらもキチンとこなします。プロですから。◆今日は休肝日です。

  2006.07.08

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• 先日の釣りの話

  ６月２９日の日記に書いた安兵衛のオヤジの行ってきた釣りなんですが、その模様が釣り宿のホームページにＵＰされていましたのでちょっと紹介しておきます。釣り船　はまよし丸（最近の釣果の６月２９日のところ）http://www1.kl.mmnet-ai.ne.jp/~hamayoshi/連日めっちゃ釣れてますね。でかい鯛が毎日のようにあがってます。こんなに釣れるモンなんですね～少人数での仕立て船・・・　楽しそう ◆今日の晩酌　若竹純米吟醸原酒１７ＢＹ　エビス生

  2006.07.05

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• たのしい干物作り

  安兵衛のオヤジがご近所のお友達と釣りに出かけました。なんか福井まで行ってきたらしいです。伊勢湾や三河湾でも結構いいものが釣れるのにわざわざ何でまた、と思っていたら超大漁でご機嫌に帰宅。昼過ぎに船を出し、２０時頃まで釣っていたらしいです。１９時ごろから大物が揚がりだした為時間延長して釣っていたとか。で、釣果はといいますと、鯛２ｋｇＵＰが２匹、１．５ｋｇが１匹、１，２ｋｇが１匹、焼き物にちょうど良い３００～５００ｇのものが７匹。特大のアジが３匹、同じくらいのサバが１匹、干物に最適サイズのアジが４匹、ウマヅラハギが３匹。 イヤぁ～、すごいですね。「釣りってこんなに楽しいものだったか？」といって帰ってきたのもうなづけます。一緒に行った２人も同じくらい釣れていました。うちに帰ってきたのが、お店の片付けもほぼ終わった２２時半頃。同行した方も大物を抱えていますので、素人さんの家庭では下ろすのが厳しそうな鯛の２ｋｇＵＰなどを下ろしたあと、うちの分の下処理もしておきます。 青魚は全部干物ね。ぜいご（アジの尻尾のところのギザギザ）を取り、頭をはずし、腹を出し、開いて、塩水につけておきます。これで一晩置いて次の朝から半日ほどベランダ干し。今の時期、天気が悪い場合は扇風機を当てると早く出来上がります。直射日光には当てないでね。鯛はお刺身用は昆布にあて、焼きもの用は塩をして、頭や骨、アラの部分と身の一部は煮物にします。ウマヅラも煮物かな。釣りに使った費用は２万円くらいだそうですが、モトは取れたな・・・◆今日の晩酌　蓬莱泉純米大吟醸仕込み５６号１５ＢＹ　浪の音ええとこどり純米吟醸　エビス生

  2006.06.29

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• 天然の子鮎

  浜名湖付近でとれた天然の子鮎です。鮎は子供時代を海（河口付近）で過ごし、成長してから川を上り始めます。まだ１０ｃｍに満たない大きさですが、こいつらもそろそろ川を上っていくつもりであったに違いありません。このくらいまでの大きさの鮎は、アメ煮にするか南蛮漬けにすることが多いですね。 小さい魚は傷むのが非常に速いので、市場から帰ってきたらなるべく早くやっつけてしまわねばなりません。もちろんあんまりベタベタと触っていてもいけません。串を打つのも、手早く、サッサとね。でないとすぐに腹が切れてしまうのよ。今日は南蛮漬けを作ります。 小さいので面倒ですが、登り串といって泳いでるように見えるような打ち方で１本づつ串を打っていきます。５０匹くらいいますので、１０匹くらいづつ横串を入れて焼いてから串を抜き、今度は揚げます。 油をよく切ってタッパーにきれいに並べたら、同時進行で作っていた南蛮地に漬け込みます。 こうすることで、頭でも骨でも抵抗なく食べることが出来ます。いろいろ好みはあるでしょうが、２～３日目が美味しいですね。蒸し暑くなってくると酢の物がより美味しく感じます。 今日の晩酌　楯野川純米吟醸出羽の里　ちんぐ（麦焼酎）　エビス生

  2006.06.19

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  洗浄機

  お店で使っている食器洗浄器の調子がおかしくなってきました。 導入して12年と4ヶ月がたっています。先の冬から終了時の“ピピピピピ・・・”って音が鳴らなかったり、水漏れがあったりしていたのですが、ここに来てさらにおかしくなってきました。洗浄を終了してからフタをあけずに置いておくと、また洗浄し始めるのです。こりゃあ次の冬までは持たんなあ・・・　早速ホシザキの担当の人に電話をします。見てもらうと、基盤を入れ替えたりパッキンを代えたりで一応直るそうなのです。約15万。でも、中のステンレスもだんだん傷んできているので、いつまで持つかは保障できないとのこと。確かに水漏れもあることだし修理して何年か持たすか、それとも買い換えるか。この手のもののうちで使っているサイズの希望小売価格は大体100万円前後です。早速ネットでチェックして見ますと・・・　５３％ＯＦＦ？？？　希望小売価格1,032,150円（税込み）が485,110円で税、送料込みとなっています。実際には設置費用と壊れたものの引き取り代などもかかるので、目安60万円か？しかし、うちはホシザキから直接買うので、この値段よりは安くなって欲しいなあ。去年も冷蔵庫を代えたばかりだしなあ。10年以上経過するとこの手のものはどんどん壊れてきます。次はなにが壊れることやら・・・ところで、この希望小売価格の設定の仕方ってどうなのよ。最初っから半額の表示が出来るってのは、ちょっと価格設定に問題があるんじゃないかい？オープン価格にしたほうが良くないかい、ホシザキさん。今日のお酒　勲碧大吟醸原酒　はくろすいしゅ　エビス生

  2006.06.13

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