テーマ:正しい食育ってなに?(1640)
カテゴリ:牛乳・乳製品
「平成19年12月18日(火)東京・大手町のサンケイプラザにおいて、
新谷弘実医師の回答書の内容等について牛乳乳製品健康科学会議による 記者発表を行いました。当日の配布資料を公開いたします。」 懐かしい話です。 みなさんこんなことがあったことをご存じでしょうか? 知らなかった、という方のためにちょいと蒸し返してみましょう。 質問状ではすべての項目に「科学的根拠」を求めています。 関心のある方は↓お読みください。 平成19年3月28日 公開質問状発出時のプレスリリース 3.公開質問状 (平成19年12月18日 記者発表配布資料『資料No.1「公開質問状」』と同じです) 拝啓 初春の候、新谷先生には益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。 突然お手紙を差し上げましたが、私ども「牛乳乳製品健康科学会議」は、新谷先生がご著書「病気にならない生き方」に記され、また種々の講演会などで述べられているお考えに対して、その科学的根拠等に大きな疑問を持っております。 私どもとしましては、医学・栄養学・食品科学等の立場から、健康的な生活に役立つ正しい情報を提供する必要があると考えております。そのため以下の8項目に関して私どもの見解を申し述べさせていただきますので、折り返し新谷先生のご見解をお知らせいただきたいと思います。 1.新谷先生はご著書「病気にならない生き方」 105ページで『市販の牛乳は「錆びた脂」ともいえる。』、 106ページで『ホモゲナイズすることにより、生乳に含まれていた乳脂肪は酸素と結びつき、「過酸化脂質」に変化してしまいます。』、 108ページで『超高温にされることによって、過酸化脂質の量はさらに増加します。』と述べておられますが、この見解を裏付ける科学的根拠をお教え下さい。 牛乳乳製品健康科学会議の見解 牛乳をホモゲナイズおよび殺菌しても乳脂肪が酸化されることは殆どありません。 乳脂肪は他の一般的な大豆油やコーン油などより多価不飽和脂肪酸が十分の一以下と少なく、もともと酸化されにくい脂肪です。 また、乳脂肪は牛乳中では脂肪球として存在し、ホモゲナイズすることにより脂肪球は小さくなり、その合計の表面積は増えますが、乳たんぱく質(カゼインやホエイたんぱく質)で被覆され、酸化されにくい形態となっています。 さらに、通常のホモゲナイズや殺菌は、外気と直接触れない工程で行われておりますので、酸化に必要な酸素が牛乳に溶け込むのは難しく、脂肪が酸化する可能性は極めて低い状態にあります。 実際、同じ工場の「原料乳」と「ホモゲナイズおよび殺菌したパック入り牛乳」の酸化指標(過酸化物価)を測定した結果では全く差がなく、酸化は認められませんでした。 全文はこちら↓ http://www.j-milk.jp/topics/8d863s000007j0p1.html これに対する新谷弘実さんの回答は以下で見られます。 http://www.j-milk.jp/topics/8d863s000007j0p1-att/8d863s0000089pth.pdf この公開質問状により、牛乳乳製品健康科学会議にとって メリットはあったのだろうか? どうもそうは思えないのです。 【送料無料】病気にならない生き方 【送料無料】病気にならない生き方レシピ集 人気ブログランキングへ にほんブログ村 医療情報 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月26日 11時13分16秒
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