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乳癌は早期発見も早期治療もいらない

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2011年03月04日
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カテゴリ:癌全般
この映画、見た方はいますか?

きっと感動で涙・涙で見終わったことでしょう。
まずは原作者の眉村卓さんの言葉を読んでみましょう。

眉村 卓

 妻が腹痛で入院し、手術を受けた。虫垂炎と思っていたのが、
悪性腫瘍で、五年後生存の可能性はゼロと言われた。
手術そのものは成功で二十日ばかりで退院し、週二日の通院を
しながらの、当面は普通の生活になったのである。
 病人に負担をかけないように努め、仕事は極力減らしたものの、
医師でない私には、他には何も出来ない。
 のんびり暮らし、中でも笑うことが、体の免疫力を増す――と聞いた。
読むと言ってくれたので、一日一本、短い話を書いて見てもらうことにした。
若い頃から妻はずっと協力者で、私の書くものに慣れてもいたのだ。
 私は自分で制約を設けた。病人の神経を逆撫でするもの、深刻な話、
これ見よがしのアイデアストーリーは書かない。読んであははと笑うか、
にやりとするものを心掛ける。エッセイではなくフィクションで、
一回原稿用紙三枚以上。妻ひとりが読者ながら売り物になるレベルを
維持する、等々である。
 妻の退院後半月ばかり経ってから、書き始めた。途中、
しんどかったらやめてもいいよと妻が言ってくれたこともあるが、
いったんスタートした以上、やめると症状が悪化しそうな気がして、
つづけたのだ。とはいえ、とにかく妻のために何かをしているとの
気持ちがあるせいか、書くのが辛いと思ったことはない。
 小康を保っている時期もあったものの、妻の病気はしだいに進行し、
入院、手術もあったりして、発病から五年足らずで他界した。
おしまいの頃は、妻がほとんど眠っていたこともあり、
こちらも精神的に追い詰められて、当初の制約を外して
しまったのである。
 このたび、妻の三回忌を控えて、その間の事情や心象を
まとめることになり、短い話も一部収録することになった。
妻の存命中や死後に本に収められたり掲載されたりした
作品からも選んだが、それに未発表のものを加えて、
二十編ほど入れてもらったのだ。
 こうしてまとめてみると、やはり、いろんなことを考えてしまう。
 全部で一七七八編の話は、書きつづけていたときの心理の推移を
反映している。私は制約があることをバネにして新しいタイプの
話を生み出そうと頑張ったつもりだったが、見方を変えると、
しだいに歪んでいっているとも言えるだろう。そして、
その後の過ぎて行った月日は私に、当時の、荒波の中をやみくもに
突き進みながら、その日その日に最善をと、おのれに言い聞かせて
いた毎日を、妙に懐かしく思い出させるのである。
まあ、また何年間かが過ぎれば、別の心境に至ることに
なるのかもしれないが……。

(まゆむら・たく 作家)

http://www.shinchosha.co.jp/shinkan/nami/shoseki/610069.html

作家って凄いですね。毎日、面白い話が書けるのですから。
あ、ひょっとすると野母伊も書けるのかもしれない。
う~ん、その質を問わなければね?
それはともかく、映画では「余命1年」となっていますが、
実際は「五年後生存の可能性はゼロ」ということですね。
映画では脚色がありますからそれは当然のことでしょう。
そして、5年まで生き延びた、ということです。
これはすごい! 笑いは免疫力を高めてがん患者を延命する!
ということが一般にも浸透することでしょう。
さらに、妻が死を迎えることとなり観客に最高の感動を与える映画、
ということになります。

実際に眉村さんの奥さんが完治して、現在も元気に
生きておられたら映画化はされなかったことでしょう。

この原作を読んで、映画を見て感動を受けた皆様には申し訳ないんですが、
これから書くことを読んでくださいね?

余命が1年もあったのなら、癌に対して十分な対処が出来るものなのです。
余命1ヶ月でも対処は出来るものと野母伊は思っております。
しかも実際には「五年後生存の可能性はゼロ」ということです。
(なんでこんな告知をしたのかな?と疑問ではありますが)
5年もあったら十分過ぎるくらいに対処できると思われます。

まずは食事です。

他の生活習慣病だったどうでしょうか?

高血圧。

医師は、

「塩分を制限して様子を見ましょう」

と、言います。実際に野母伊はそう言われました。

糖尿病だったら、

「カロリー制限をして運動をしましょう」

と、言われます。

実際に「糖尿病食」というのがあって、カロリーや塩分を
制限している食事療法があるのですね。

しかしながら、同じ生活習慣病である癌に関しては、
普通の医師は食事や運動のことは全く指導しないのではないでしょうか?
食事指導をしている医師は「普通の医師」ではないのです。

食事を見直すことですね。

眉村さんの奥様がどんな食事をそれまでしてきたか、
それから、ガン告知された後はどんな食事をしていったか、
を知りたいこところです。
おそらく一般的な食事をしてこられ、
癌告知後も同じような食事をしていったのではないでしょうか?
もし「違うよ」と、ご存じの方はコメントください。

もし野母伊が映画監督、いや、脚本家であったなら・・・・(つづく)


僕と妻の1778の物語
http://www.bokutsuma.jp/index.html

「僕と妻の1778の物語」 眉村卓さんに聞く
http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/0003740459.shtml


僕と妻の1778の物語

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最終更新日  2011年03月04日 18時45分24秒
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