テーマ:乳ガ~~ン(1222)
カテゴリ:抗癌剤について
タイトルのことを述べるのはHaoさん。続きを聞いてみましょう。
ショックというか、悔しい、虚しいという気持ちです。 乳ガンの治療をされていた、伝統音楽の音楽家で何人かの お子さんのお母様でもある方が、亡くなられました。 (直接の面識はありません) 彼女は10年前に初期乳ガンで三大療法を行い、数年前に再発 (というか転移)、既に末期と言われ、それでも変わらずに 元気に音楽活動と治療に励まれていた様子でした。 調度私が乳ガンの診断を受けた頃、 「末期ガンでもこんなに元気ですよ~!」と コンサートのポスターで紹介されていたことがとても印象に 残っていました。はつらつとしたご様子に、彼女はきっと 生還するのだと思いました。ただ、脱毛していてターバンを 巻かれていたので、ああ、やはり抗がん剤をされているのだと 思いました。それでも、彼女の底抜けに明るい笑顔は 強い生命力を感じさせました。 治療やご家族の様子をたまにマスコミの紹介などで お見かけしていましたが、数ヶ月前に、緩和ケアを 受けられているとのことが紹介されていて、ショックでした。 満面の笑顔で、「緩和ケアのおかげで痛みも和らいでいます」と 語っていらっしゃいました。 その緩和病棟での記事を見て、 「緩和ケア病棟に入院してもこんなに穏やかに毎日を過ごせますよ」 という広告塔にさせられているように私は感じてしまいました。 もっと言えば、「乳ガンが再発したら、最後は緩和ケアを受けて 死ぬことにはなるのですが、」という大前提をこの記事は世間に 伝えていると思いました。(「余命1ヶ月の花嫁」と一緒ですね・・) もちろん、本人も記者も、 「似たような状況で悩んでいる方を励ますために」と心から 思われていたこととと思います。 自分がガンについて無知だった頃は、末期がん患者のための ホスピスというものに疑問を抱いたことはありませんでしたが、 今は、ガンに限らず、死を前提にした治療は決して医療ではないと思います。 欲深く生に執着するということでは全くありません。 授かった自分の生命に責任を持って寿命を全うしようとすることです。 「死を前提にして」笑顔で緩和ケアに励む・・・それが進行ガンの 患者の世間的常識になっていることが恐ろしいのです。 友人の親戚の女性も、ガンの手術後、「死に行く私」という 呪縛から逃れられず、奇跡的に生還した患者の記録本にも 全く関心がないそうです。完治はかなり難しい病気だという 根深い呪縛が医師からかけられているのです。 診察室での、医師の表情、口調、同席して後ろで聞いている 看護師の同情的な様子、そのすべてが悪夢です。 (前にコメントに書いたのですが、診察では、ムーディ勝山の 「右から来たものを左に受け流す」(古い!けど名曲です~)を 頭の中で歌ってください!) 「あなたはもう治る見込みはないことは申し訳ないけど私達は 出来ることはしますから。でも、死ぬ覚悟はしておいてくださいね。 それは私達にはどうにも出来ないことですから。 (だから、しっかり通って、治療費はしっかり収めてくださいね)」 という、医療者である自分たちのこの上なく都合のいい責任放棄です。 ご冥福をお祈りします。 「右」「左」って言うと加速してしまう「右から来たものを(ry http://www.youtube.com/watch?v=8rLHUnY-E_I&feature=youtu.be ★カバーバージョン★ ムーディ勝山の『右から来たものを左へ』(矢印付)『姫路のじろりん』 http://www.youtube.com/watch?v=Su9Xa3uDX_0 人気ブログランキングへ にほんブログ村 医療情報 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[抗癌剤について] カテゴリの最新記事
|
|