テーマ:乳ガ~~ン(1222)
カテゴリ:乳癌
タイトルのことは随分以前に話題になりました。
またここで取り上げます。 日本の伝統的な食文化の一つに、豆腐、納豆、みそ、煮豆など「大豆および大豆製品」を、日常的に食べる習慣があります。このため欧米などに比べて日本では、大豆・大豆製品に含まれる大豆イソフラボンをより多く摂取していると考えられます。 イソフラボンはマメ科の植物に多く含まれるポリフェノールの一種で、特に大豆に含まれるイソフラボンを「大豆イソフラボン」と呼びます。 国立がん研究センターによる多目的コホート研究では、このイソフラボンと発がんのリスクを10年にわたって追跡調査しました。 その結果として、 ・イソフラボンを多く含むみそ汁や大豆製品の摂取が多いほど、乳がんのリスクは低下する ・みそ汁や大豆製品からのイソフラボンをよく摂取するほど、前立腺内にとどまる限局性前立腺がんのリスクは低下する という結果が得られました。 みそ汁と乳がんの関係については、「1日1杯未満しか、みそ汁を飲まない人」に比べて、「1日3杯以上、みそ汁を飲む人」では、乳がんの発生リスクは0.6倍、つまり40%も低下しました。みそ汁以外にも、豆腐、油揚げ、納豆においても程度の差はありますが、いずれも乳がん発生リスクの低下がみられました。 http://kenkousupport.kyoukaikenpo.or.jp/support/03/20111019.html どうしてこのように大豆という一つの食品だけの研究を行うのでしょうか? なにかおかしくはありませんか? 幕内秀夫さんは次のように述べています。 たしかに大豆食品はからだにいいと私も思いますが、 ここで問題なのはイソフラボンといった成分ではなく、 注目すべきは、 「味噌汁を一日三杯以上飲む」という人の食生活 だと思うのです。つまり、ここは「味噌汁のある食生活」 ととらえるべきだと思うのです。 実は味噌汁とがんの関係についての発表は今回が初めてでは ありません。1986年に、日本がん学会で当時の国立がんセンター 研究所所長が、「味噌汁を毎日飲む人に胃がんが少ない」 と発表していますが、これも同様だと思います。 もちろん「パンに味噌汁」という人も世の中にはいないではない しょうが、常識的に考えればやはりごはんが中心の食事でしょう。 しかも一日三杯以上ともなれば朝・昼・夕三食ともごはんか、 少なくとも二食はごはんだと想像できます(二食だとすると、 うち一食は味噌汁をおかわりしていることになります)。 そこに、さらに豆腐や納豆を毎日食べているとすれば、 これはもう完全に和食が基本の人です。ごはんを中心に、 味噌汁と漬け物があり、さらにおかずを一品か二品、 という人でしょう。 この「ごはん・味噌汁・漬け物」の組み合わせは日本人の 食の「基本食」です。そして私に言わせれば、この基本食は この組み合わせだけで、食の7割がまかなえるほどの すばらしいものなのです。 【出典】 【送料無料】幕内秀夫のがんを防ぐ基本食 [ 幕内秀夫 ] 人気ブログランキングへ にほんブログ村 医療情報 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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