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乳癌は早期発見も早期治療もいらない

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2012年10月23日
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「ジョージ・マクガバン? その人、誰?」
という方のために以下のブログ記事を紹介いたします。(青文字が転載)

マクガバン・レポートの存在意義

マクガバン・レポートをご存知だろうか?

あのウォーターゲート事件の時のまさにニクソンの対立候補だった
ジョージ・マクガバン上院議員が委員長を勤めた国家的大調査レポートである。

このレポートの存在は今でも大変意義あるものであり、
また、この事実を知れば、多くのことに疑問を持たざるを得ない。

このレポート内容は多くの人によく知って頂きたいと私は切に願っている。
ある意味、この世の中に問いたいというのもあるし、
もっと大衆がしっかりとした知識・情報を得るべきだと思うからだ。

以下、このレポートの概容とマクガバン議員の簡単な経緯を書き綴ってみたい。

「マクガバン・レポート(アメリカ合衆国上院栄養問題特別委員会報告書)」

☆ジョージ・マクガバン上院議員 
1922年サウスダコタ州 メジスト教会の牧師の息子として生まれる
同州選出の下院議員を経て、61年からケネディ大統領政権時、「平和のための食事計画」の責任者も務める。
上院議員に転じた後、72年にベトナム戦争即時終結を謳って民主党候補の大統領選に出馬したが、共和党のニクソンに敗退。その2年後、ニクソンはかの有名な「ウォーターゲート事件」で辞任。

☆1975 フォード大統領(当時)→上院議会に「栄養問題特別委員会(直轄諮問機関)」を設置

理由:ガン・心臓病・糖尿病・肥満などの成人病が急増、国民医療費も急速に膨れ上がっていたという現状があった
『アメリカは戦争ならどこにも負けないが、自国民の病気で滅んでしまうであろう』とまで言われた。

フォード大統領→「アメリカはこれだけ医学が進歩しており、医学の発展にお金をかけているのに病気の人が減らないどころか、
患者は増え続け、医療費はどんどんかさんでいる。何か間違っていないだろうか?」

関係分野の有能な専門家を結集させ、国家的大調査を実施させる
その委員長にジョージ・マクガバン上院議員(当時、民主党の副大統領候補)を任命

◇世界中の国々、しかもひとつの国をさらに地域別・人種別・宗教別などに細かく分け、人々の食生活と病気や健康状態との相関関係を分析
◇証人喚問に応じて資料レポートを提出した各国の医師・生物学者・栄養学者などの専門家の数は3000人を超えた

2年の歳月を費やし、1977年に5000ページにも及ぶ膨大なレポートが完成

<調査内容と結果>

19世紀以降のアメリカの病気の変化と、それに対応する食生活の変化を歴史的に追跡

150年前には「腸チフス・結核」など最近による伝染病で死亡する例が多く、ガン・心臓病・脳卒中などの病気は皆無だった。
ヨーロッパなど他の先進諸国までも調査しても同様で、ガン・心臓病などの病気はほとんど見当たらなかった。

さらに調査地域をアフリカ・アジア・中近東などのいわゆる低開発国に広げると、過去はもとより現在でもそうした病気が少ないという事実が判明

欧米諸国の150年前と現在の違い、現在の欧米諸国と低開発国との違いに共通するのは「食生活の違い」である

<発表内容の概要>
◇現在の我々の食事は不自然でまったくひどい。我々が気づかないうちに、かつてとまったく違うものになってしまっている。この食事が現代病といわれる様々な病気を生んでいる。

◇ビタミン・ミネラルの不足が目立つ。

特にカルシウム・鉄・ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB6・ビタミンC・ビタミンEの不足がひどい。
これは典型的な若死にのデータ。(生活水準などはまったく無関係)

◇現代の医師は「栄養学」の知識をまったく持っていない。その為、間違った食事を与えられ、治癒しなかったり、治りが遅れたりしている。

◇ガン・心臓病・脳卒中などの病気は、現代の間違った食生活が原因の食原病。

この間違った食生活を改めないと病院がいくら増えても問題を根本的には解決できない。

◇今までの医学は、根本的問題である栄養学無視の医学。

アメリカの医大で栄養コースを必須科目にしている大学はわずか4%にすぎない。
20世紀の医学がルイ・パスツール(仏)から始まる「病原菌退治」の偏った医学思考回路にある。それがすべてだと考える風潮が浸透しすぎている。
現代病は現代医学では治らない。これが今の医学の最大の弱点である。

◇現代医学は薬に偏った栄養軽視の医学。

病気を治す根本は薬でなく、体の持つ本来の修復能力(治癒能力)。
それを高めるに最も大切なのは食べ物に含まれる栄養素で、栄養学知識をもった医学に急いで変えていく必要がある。

◇人間の体は、それを構成するひとつひとつの細胞が正常なバランスをとっていれば病気にならない。
また、正常に働けるようにしてやれば病気は治る。細胞に栄養を与えるのがこれからの新しい医学。

◇「世界で一ヶ所だけ理想的な食生活の国がある。事実、その国の人々は長寿である。
彼らの食習慣を見習うべきである。」  →  【 日本 】 これがもとで日本食ブームがおこった
《理想》
  ・動物性脂肪、精製加工し、糖分を減らす
  ・野菜や豆、海草などの植物性食品を多く摂取
  ・炭水化物を増やし、それもできるだけ未精白したものが好ましい
約500年前の元禄時代の食事が理想。精白しなき穀類を主食とし、季節の野菜、海草、小魚をとる
現在の長寿世代はまだこういった伝統的な食生活が基本だった。(1960年代まで)
『低カロリー・低脂肪・高炭水化物』

※ここでいう『現代病』は悪性新生物(ガン)、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧、低血圧、高脂血症、動脈硬化
狭心症、心筋梗塞、脳卒中(脳梗塞・脳出血)、肩こり、腰痛、生理痛、生理不順などなど

『コレラ・腸チフス・結核といった、菌が原因の病気でなく、栄養の偏った食生活が原因である』

これ以降、アメリカの医者は栄養素の知識を持つ人が増加
対して、日本は未だ栄養学は重んじられてない。栄養素に関する授業を必須科目に設定している医科大・医学部は片手くらい
医学部理科のセンター試験にさえ、生物は必須科目に入ってなかった
2004年のセンター試験から学部によって必須科目にできるように。
「物理・化学・生物」の3科目から2科目選択(生物は点数がとりにくいため避けられて受験者が少ないのが問題視に)
生体の仕組み学ぶ生物を履修しないで医者になろうという矛盾した受験システム

『生きていく上で、食べていかなければならない』この単純でなおかつ最重要なことに現代医学は無視続けてきた

その後のマクガバン上院議員・・・

このレポートで、現代医学と真っ向から対立。医学会・医師会、果ては畜産業界までもが彼に猛反発。
多くの人々を敵にして、翌年の上院議員選挙に敗れる。以降20年間、政治的に恵まれない歳月。

このレポートの発表により、大反発は必至、自分の政治生命も棒に振るであろうことを承知で、この厳密な調査に基づいて出した結論に手を加えず発表、リベラル・人道主義を貫いた。

1998年 当時のクリントン大統領は彼を国連食糧農業機関(FAO)のアメリカ大使に任命。
マクガバンは飢餓に苦しむ発展途上国に学校給食を普及させようと、「世界学校給食計画」を発案。
クリントン大統領は任期最終段階で、アメリカもこの計画に積極的に関与することを決定

共和党のブッシュが政権についた時、他の大使同様、彼も辞表を出したが、逆に留任要請をうけた

2000年8月 大統領自由勲章授与
同年10月  国連世界食糧計画(WFP)の「生命のための食糧援助」賞 受賞

どうだろう?

既に1977年にこのレポートが発表されたこの当時に、今の悩める現代・現代病の原因解明がされているのである。

それなのに、未だにこういった現状なのは何故なのか?

人の多くは何故もっと大きく疑問を抱かないのだろうか?

現にアメリカはこのレポートの発表以降、国家的取り組みにより

大きく効果を見せ始めている。

1990年以降、ガンの死亡率・罹患率は減少傾向になってきているのだ。

かたやわが国・日本は未だそういった動きが見られない・・・

【出典】
http://a28.naturum.ne.jp/e49520.html

マクガバン・レポートはアメリカでは公表されましたが、
日本では現在に至るまで隠蔽されているようです。
その違いが、ガン罹患率やガンによる死亡者数のアメリカと日本の
大きな違いになって現れていると思われます。



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最終更新日  2012年10月23日 20時23分37秒
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